横浜市山下ふ頭再開発 港運協会はカジノ誘致に後ろ向き!


日経新聞によると、2017年5月17日、横浜港運協会は横浜市が進める山下ふ頭の再開発への見解をまとめたが、市が進めてきたカジノを中心とした統合型リゾート(IR) 誘致ありきの動きとは一線を画しているようだ。

横浜市山下ふ頭再開発におけるカジノ誘致は困難?

日経朝刊(5月18日)によると、2017年5月17日、横浜港運協会はカジノを中心とした統合型リゾート(IR)施設の候補地である山下ふ頭の再開発計画事業者の選定にあたり「公募・入札方式」を採用すべきでなく、横浜市の企業とともに、今後1年かけて幅広い提案を国内外のリゾート開発業者が募り、独自案をまとめる方針を発表した。

横浜市のカジノ誘致に関しては、「カジノ x 横浜市・山下ふ頭 x 京急  カジノ含む統合型リゾート(IR)推進法案が衆院本会議で可決!」で、「2017年夏(7月30日)の横浜市長選によっては不透明な状況」と書いたが、港運協会の藤木会長は「山下ふ頭にカジノは必要ない」との明言している。カジノ有無それぞれの観光・集客施設、テーマパークなどの提案を募っていくようだが、国内でのインバウンド(訪日外国人)受け入れ競争に将来どう影響していくか注目される。たまたまだが、「外国客船横浜寄港! → 観光客素通り… 誘致対策模索」といった記事も本日配信されており興味深い。

なお、「京急総括 山手線新駅 x 品川駅再開発 x 羽田空港 x 川崎駅再開発 x 横浜市へ本社移転(2019年)」で、「グループで山手線新駅・品川駅周辺に保有する約6万平米の土地有効活用、羽田空港関連、ビジネスホテル展開等々、同社の動きから目が離せない。」と書いた京急は山手線新駅と隣接する泉岳寺駅にある本社を2019年に横浜市西区のみなとみらい21区に移転する。同社の場合はカジノ有無どちらのパターンでも事業展開できるようにフレキシブルに対処していく。

ブログ内主要横浜関連

 

ブログ内主要京急・羽田関連

京急は山手線新駅(品川新駅、仮称)・品川駅のみならず、京急羽田線で羽田空港とも密接に結びついているため共に添付した。羽田空港国際化の流れは止まらない。

最後に、「「東京の玄関口」 東京オリンピック前後それぞれの戦略、日経朝刊が「京急、品川の複合ビル 規模3倍に」との記事掲載」をご紹介しておきたい。このページを含めて、1.築地、2.浜松町駅、3.田町駅・三田駅、4.山手線新駅(品川新駅、仮称)・泉岳寺駅~品川駅、5.羽田空港・京急、京急が現在の泉岳寺駅にある本社を2019年に移す6.横浜についてブログ内記事で整理した。