今週は3日連続でこのタイトルに相応しい記事が日経朝刊に書かれていた。水曜日のJR東日本・西武ホールディング、木曜日の京急に続き、本日は、4月7日に国土交通省交通政策審議会の答申に盛り込まれた内容についての記事だ。
都心部・品川地下鉄(白金高輪~品川、#リニア始発駅の品川の利便性向上)
この件に関しては、「高輪 山手線新駅・品川駅再開発(5)交通インフラ」の中でも触れたが、優先度の高いとされたプロジェクトには、都心直結線(押上~新東京~泉岳寺、#都心部での大深度地下工事。成田・羽田所要時間1時間。)、羽田アクセス線(田町・大井町付近~羽田空港)も入っている。
実現性確度・時間軸は不明だが政府が国際都市としての魅力を高めるために利用者の増えている成田・羽田両空港と都心を結ぶ路線に力点を置いたのが特徴である。従って、答申も「品川駅に初の地下鉄プロジェクト」に関しては、「検討熟度が低く構想段階」、「事業主体を含めた事業計画について十分な検討が行われることを期待」との記述にとどめている(日経新聞)。
品川駅には地下鉄どころか、有名百貨店も家電量販店も何もない
「首都圏の玄関口」、「東京サウスゲート」などと掛け声だけは威勢がいいが、不便な点を数え上げれば切りがない。逆にこの地域のポテンシャル・変化の可能性につながるという期待もこめて、以下の、「高輪 山手線新駅・品川再開発」シリーズを整理した。
東京メトロ、港区、品川区が主要当事者であるが、東京メトロののんびりしたコメントが気にかかる。
山手線新駅・品川再開発・インバウンドの主役たち(JR東日本、西武ホールディング)
山手線新駅・品川再開発・インバウンドの主役たち(京急)
高輪 山手線新駅・品川駅再開発(1)概要とJR東日本
高輪 山手線新駅・品川駅再開発(2)主要当事者整理
高輪 山手線新駅・品川駅再開発(3)京急
高輪 山手線新駅・品川駅再開発(4)西武ホールディングス
高輪 山手線新駅・品川駅再開発(5)交通インフラ
高輪 山手線新駅・品川駅再開発(6)泉岳寺と赤穂浪士
高輪 山手線新駅・品川駅再開発(7)二本榎通りと伊皿子坂・魚籃坂・桂坂・柘榴坂
高輪 山手線新駅・品川駅再開発(8)田町駅東口北地区地区計画
高輪 山手線新駅・品川駅再開発(9)ユニークな道
高輪 山手線新駅・品川駅再開発(10)周辺マンション