JR東日本の冨田社長が日経新聞の取材に対し、山手線新駅の1日乗車人数が恵比寿駅・五反田駅と同水準の約13万人を見込んでいると明かした。他に、周辺開発スケジュール含めて、私が知る限りでは新しい情報と思われるものがあり、整理しておきたい。
JR東日本冨田社長からの情報(2016年10月15日日経新聞朝刊)
以下、要点を記事よりピックした。
- 品川再開発(新駅を含む)は自社で街づくりの方向性を決めて進める戦略的なプロジェクトになる。
#記事にはないが、評判が決してよくなかったと思われる汐留・品川駅港南と対照的に思い描いたコメントと思われる(「山手線に新駅ができる本当の理由」という本に詳しい) - 新駅周辺の再開発では約5000億円を投じて7棟の複合ビルを建設。合計延べ床面積は100万平方メートル程度。住宅、オフィス、商業施設、文化施設などで構成する。
#ほとんど新しい内容ではないが、文化施設とはどのようなものか興味がある。 - 2024年の街開きまでに6割を開発し、残りの4割は2030年代の完成を目指す。
#この割合は初めて知った。 - 2020年に暫定開業する新駅は延べ床面積7600平米とし、1日13万人程度の乗車人数に対応する。
#1日13万人程度という数字は初めて知った。恵比寿駅・五反田駅と同水準とのこと。
京急と西武ホールディングによる再開発(日経記者による内容)
新しい情報は全くないが、一応追記しておく。
- 京急は品川駅前の2.5万平米に立地する複合ビル「シナガワグース」を2027年前後の完成目指して建て替える。延べ床面積は3倍に拡大し、ホテルやオフィス、会議場、住宅で構成する。
#同社はその他の周辺施設も一部再開発すると思われる。 - 西武ホールディングは品川・高輪エリアの13万平米の再開発を構想。
山手線新駅・品川駅再開発に関してのこれまでの詳細は以下でご確認いただけたら幸いです。
「東京の玄関口」 東京オリンピック前後それぞれの戦略、日経朝刊が「京急、品川の複合ビル 規模3倍に」との記事掲載
添付の中で、「東京の玄関口」としての注目エリアをブログ内記事で整理した<1.築地、2.浜松町駅、3.田町駅・三田駅、4.山手線新駅(品川新駅、仮称)・泉岳寺駅~品川駅、5.羽田空港・京急、6.横浜>。
「高輪 山手線新駅・品川駅再開発」(2016年5月作成)
- 高輪 山手線新駅・品川駅再開発(1)概要とJR東日本
- 高輪 山手線新駅・品川駅再開発(2)主要当事者整理
- 高輪 山手線新駅・品川駅再開発(3)京急
- 高輪 山手線新駅・品川駅再開発(4)西武ホールディングス
- 高輪 山手線新駅・品川駅再開発(5)交通インフラ
- 高輪 山手線新駅・品川駅再開発(6)泉岳寺と赤穂浪士
- 高輪 山手線新駅・品川駅再開発(7)二本榎通りと伊皿子坂・魚籃坂・桂坂・柘榴坂
- 高輪 山手線新駅・品川駅再開発(8)田町駅東口北地区地区計画
- 高輪 山手線新駅・品川駅再開発(9)ユニークな道
- 高輪 山手線新駅・品川駅再開発(10)周辺マンション
特に、「山手線新駅(品川新駅、仮称)開業に向けての記録」は2020に向けアップデートしていく