八重洲・日本橋・茅場町周辺再開発には百貨店をはじめ既存の大規模商業施設とのつながりが欠かせない。今後再開発自体にもどんな商業施設が具体的に入るのか注目される。
八重洲・日本橋・茅場町周辺再開発域内の既存大規模商業施設
ブログ内「八重洲~日本橋・茅場町周辺再開発タイムスケジュール」では主に2021年から2027年、さらにはその先に竣工予定の再開発をリストアップしている。各再開発を整理していると常に意識するのが大規模商業施設の存在だ。以下のような既存の施設に加えて、今後再開発自体にどんな商業施設が具体的に入るのか注目される。
大規模商業施設の最たるものが東京駅自体だが、中でも駅構内外に渡り、2020年8月に拡張されたグランスタ東京と全くタイプの異なるタイプの八重洲地下街が代表的だ。特に八重洲地下街はブログ内「八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業 三井不動産」ともつながり、八重洲地下街(株)の主要株主には大丸の持株会社であるJ.フロントリテイリングと並んでヤンマーやその創業家が連なっている。
<百貨店>
- ブログ内「東京駅前八重洲一丁目東B地区市街地再開発 東京建物」の外堀通りの向かいにある大丸東京。ブログ内「八重洲・日本橋・茅場町周辺再開発x映画「シン・ゴジラ」」に登場している。
外堀通り。左側にグラントウキョウノースタワーと大丸東京。 - 接道でもあるさくら通りを行き、中央通りを渡ったところに日本橋高島屋
日本橋高島屋。1933年に建てられた本館は国指定重要文化財。 - ブログ内「日本橋室町一丁目再開発 三井不動産」の向かいには日
本橋三越
がある。

<コレド日本橋、コレド室町>
- ブログ内「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発 三井不動産 日本橋再生計画」で取り上げたコレド日本橋
- ブログ内「日本橋室町一丁目再開発 三井不動産」などで取り上げたコレド室町1~3とコレド室町テラス

<その他>
- ブログ内「(仮称)新TODAビルとミュージアムタワー京橋」で取り上げた京
橋エドグラン - ブログ内「東京駅前八重洲一丁目東B地区市街地再開発 東京建物」と外堀通り沿いで並ぶ(要は再開発対象地域に入らない)LABI東京八重洲、
- 中央通りを挟んで日本橋高島屋に向かいに立つ丸善
- ブログ内「八重洲二丁目中区再開発 三井不動産」に隣接する八重洲ブックセンター
、などが主な商業施設といえる。
丸の内・銀座の主要大規模商業施設
以下、比較のためのリストアップのみ。
2020年10月23日(金)~12月23日(水)、日本橋図書館では「中央区の百貨店の歴史」展が開催されている。添付HPによると、「日本橋三越を始めとして、銀座三越、日本橋高島屋、松屋銀座、銀座松坂屋(現在のGINZASIX)、白木屋(現在のコレド日本橋)といった百貨店のそれぞれ始まりは、江戸、明治、大正、昭和と違いますが、各時代の求めに合わせて業態や店舗のつくりなどを変化させながら、明治維新、関東大震災、太平洋戦争、オイルショック、バブル崩壊、リーマンショックといった歴史的難局を乗り越えて現在に至っています。」といった非常に興味深い内容になっている。