八重洲・日本橋・茅場町周辺再開発 x 江戸時代x浮世絵


八重洲・日本橋・茅場町周辺再開発を整理していると江戸時代の名残りを感じると同時に、浮世絵にも自然と出会う。

八重洲・日本橋・茅場町周辺再開発x浮世絵

ブログ内「八重洲~日本橋・茅場町周辺再開発タイムスケジュール」では主に2021年から2027年、さらにはその先に竣工予定の再開発をリストアップしている。各再開発を整理していると江戸時代の名残りを感じると同時に、ブログ内「浮世絵 基礎の基礎早見表 」で取り上げた浮世絵に自然と出会う。
 
以下、地域別に整理する。「名所江戸百景」、「東都名所」を描いている歌川広重(1797~1858)の作品が自然と多くなる。
 
築地八町堀日本橋南絵図
 
 

日本橋周辺

 
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歌川広重「日本橋 朝之景」(東海道五拾三次)。

歌川広重「日本橋雪中」(東都名所)

ブログ内「日本橋室町一丁目再開発 三井不動産」で再開発される日本橋魚河岸があったところ。日本橋から江戸橋まで撮影。右側が東京駅方面で左側が日本橋三越などがある日本橋室町方面。

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歌川広重「日本橋雪晴」(名所江戸百景)

右下に日本橋魚河岸が描かれている。日本橋上には大名行列が見える。日本橋と江戸城、富士山の3点は浮世絵の日本橋の定番。左側が東京駅方面で右側が日本橋三越などがある日本橋室町方面だ。

橋本貞秀「大江戸年中行事之内 正月二日 日本橋初売り」

大正期の日本橋魚河岸の様子(出典:日本橋魚河岸跡案内板)

中央通り沿いにありある日本橋西川。。隣接するコレド日本橋が見える。。

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歌川広重「日本橋通一丁目略図」(名所江戸百景)

今の中央通り。白木屋がブログ内「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発 三井不動産 日本橋再生計画」で取り上げたコレド日本橋の所にあった。

日本橋通一丁目略図を新しいウィンドウで開きます。

京橋周辺

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歌川広重「京橋竹がし」(名所江戸百景)

日本橋と並び最も古く、擬宝珠のある欄干をもつ格式高い京橋の先には竹の問屋が並んでいた。正月飾り・七夕飾り・竹垣・竹細工など、現在で考えられないほどの需要が江戸にはあった。

永代橋周辺

 
 

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歌川広重「永代橋深川新地」(東都名所)。右上の佃島の上に富士が描かれている。江戸時代の永代橋は、現在の架橋位置から100mほど上流にあった。永代橋は多くの浮世絵に描かれている。赤穂浪士の吉良邸討ち入りの際にも使われたという木橋である。

歌川広重「永代橋全図」(東都名所)

永代橋全図を新しいウィンドウで開きます。
 
歌川広重「永代橋佃しま」(名所江戸百景)
 
佃島の漁民は、毎年11月から3月までの寒い期間に、江戸時代に非常に好まれた白魚を獲り、幕府に納入していました。篝火(かがりび)がゆらゆらと燃え、水面にうつる風情ある光景は、江戸の風物詩のひとつとなっていました。
 
 
 
 

その他

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歌川広重「鉄炮洲築地門跡」(名所江戸百景)

佃島の南の海(明石町の沖)からから築地本願寺本堂の大屋根を見る。手前はブログ内「八重洲・日本橋・茅場町周辺再開発 x主要道路  x新川から隅田川へ」で取り上げた江戸有数の漁場、江戸湊である。

江戸百景余輿 鉄炮洲築地門跡を新しいウィンドウで開きます。

 

歌川広重「築地西御堂之図」(東都名所)

[築地西御堂之図]を新しいウィンドウで開きます。

稲荷橋

ブログ内「八重洲・日本橋・茅場町周辺再開発x橋(2)地名として残る橋」で取り上げた桜川(八丁堀)に架かっていあ稲荷橋跡。

右側に亀島川が流れている、左側が桜川第2ポンプ場。
歌川広重「鉄砲洲稲荷橋湊神社」(名所江戸百景)。赤い塀が湊神社で「波除け稲荷」と呼ばれていた。
77鉄砲洲稲荷橋湊神社