八重洲・日本橋・茅場町周辺再開発にとって日本橋首都高の地下化は中長期で非常に重要な要素で、日本橋水辺空間誕生と二人三脚のプロジェクトといえる。
日本橋の首都高の地下化工事がスタート
ブログ内「八重洲~日本橋・茅場町周辺再開発タイムスケジュール」では主に2021年から2027年、さらにはその先に竣工予定の再開発をリストアップしている。八重洲口3大ミクストユース大規模複合再開発に次ぐ、もう一つ大きな特長は三井不動産が主導する日本橋再生計画第3ステージの中の3つの重点構想の1つである豊かな水辺の再生計画だ。
この再生計画の前提となっているのが「首都高速道路日本橋区間地下化事業」だ。首都高速道路は2020年11月9日、日本橋の高架道路を地下化する工事に着手した。地下トンネルは2035年頃に開通し、2040年頃までに高架を撤去し、工事は完了する見通しだ。

事業区間は神田橋ジャンクションから鎧橋の約1.8㎞で、地下化されるのは新常盤橋のあたりから江戸橋ジャンクションまでの約1.2㎞ほどとなる。
以下、首都高と日本橋川ショット。上記地図の左側より。

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歌川広重の「東海道五十三次之内 日本橋 朝之景」
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歌川広重の「日本橋江戸はし」で日本橋から江戸橋を描いている。
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歌川広重の「鎧の渡し小網町」(名所江戸百景)


ブログ内「八重洲・日本橋・茅場町周辺再開発x橋(1)川に架かる橋」で日本橋川にかかる橋をより詳細に整理している。
八重洲・日本橋・茅場町周辺再開発x日本橋の水辺空間誕生
三井不動産による日本橋再生計画第3ステージはブログ内「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発 三井不動産 日本橋再生計画」によってスタートしている。
最終的には
- ブログ内「TOKYO TORCH 常盤橋タワー 三菱地所」
- ブログ内「TOKYO TORCH Torch Tower トーチタワー 三菱地所」
- ブログ内「日本橋室町一丁目再開発 三井不動産」
やまだ、詳細は決定していない - 「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」
- 「日本橋一丁目1、2街区再開発」
- 「日本橋一丁目東地区再開発」
も含めると東京のど真ん中に、幅約100メートル、長さ約1200メートルに及ぶ広大な水辺空間が誕生することになる。

さらに、首都高地下化はブログ内「八重洲・日本橋・茅場町周辺再開発x東京高速道路(kk線)廃止・緑地化構想x築地アメニティ整備構想」にもつながっている。