八重洲・日本橋・茅場町周辺再開発を整理する際、江戸時代の名残には自然に出会う。現代において、最も体現しているのが江戸東京博物館だ。
八重洲・日本橋・茅場町周辺再開発x江戸東京博物館


添付HPによると、大江戸博物館の役割は以下の通りだ。
東京都江戸東京博物館は、江戸東京の歴史と文化をふりかえり、未来の都市と生活を考える場として平成5年(1993年)3月28日に開館しました。高床式の倉をイメージしたユニークな建物で、開館以来、東京を代表する観光スポットとして、多くのお客様にご来館いただいております。
常設展は、徳川家康が江戸に入府してから約400年間を中心に、江戸東京の歴史と文化を実物資料や復元模型等を用いて紹介しています。さらに、1階展示室で開催される年5~6回の特別展に加えて、講座や体験教室など様々な活動を展開しています。
東京の新しい文化創造の拠点として、また皆様の憩いの場として、大いに活用していただけることを願っています。
江戸東京博物館 x 常設展



「出版と情報」ではブログ内「八重洲・日本橋・茅場町周辺再開発x江戸時代x浮世絵」で取り上げた錦絵(浮世絵の一種)など江戸独自の出版文化の発展を伝えている。
歌川広重の「日本橋 朝之景」(東海道五拾三次)



江戸東京博物館 x 企画展
江戸時代において、将軍および将軍世子の正室は、3代徳川家光の正室孝子以降、宮家・摂家などから迎えるのが習わしでした。そのなかでも異例だったのは、皇女との婚姻です。仁孝天皇の皇女で孝明天皇の皇妹和宮は、14代家茂の正室として降嫁しています。このように、将軍の正室の多くは公家社会の出身で、彼女たちを介して京都の宮廷文化が江戸城の奥に浸透しました。
和宮は、大奥における生活習慣を武家風と御所風の和合に努めた人物です。では、その和宮は江戸城において何を見て、どのようなものに触れ、いかなる暮らしをしていたのでしょうか。
本展覧会では、徳川宗家に伝来する和宮が使用した調度品をはじめ、孝明天皇から和宮が拝領した銀製品、和宮直筆の和歌や消息などを中心に、東京都江戸東京博物館所蔵品を加え、和宮が実際に見たり触れたりした様々な作品を展示します。これらの作品を通して、和宮の内面や暮らしぶりを感じていただきたいです。