八重洲x大丸東京xウィンターアートフェア2020x古吉弘の2号作品


2020年12月2日(水)~15日(火)、東京駅八重洲口の大丸東京で「ウィンターアートフェア2020」が開催される。販売作品の中に、古吉弘の2号「ぬいぐるみを抱く少女」が入っており驚いた。

大丸東京xウィンターアートフェア2020

ブログ内「八重洲~日本橋・茅場町周辺再開発タイムスケジュール」では主に2021年から2027年、さらにはその先に竣工予定の再開発をリストアップしている。対象地域を歩いていて実感するのは、やはりアートを楽しむには最適なエリアだということだ。
 
ブログ内「八重洲・日本橋・茅場町周辺再開発 x アート x百貨店・画廊」では具体的なアート鑑賞・販売場として、百貨店の日本橋三越と日本橋高島屋が2トップであると取り上げた。
 
大変失礼だが、大丸東京は銀座のGSIX含めても量や質において両者とは比較の対象にならない。「ウィンターアートフェア2020」もほぼ通常通りの内容でほとんで目新しさはない。
 
驚いたのはこの数年で新作の販売価格が10倍程度になっている古吉弘の作品が含まれていたからだ。新作であれば古吉弘HPで紹介されるのが常だし、同じモチーフによる過去の作品もあることから、たまたま大丸東京内の倉庫に眠っていたか、どこかの画廊が持ち込んだと考えられる。さらに、私が知る限り大丸東京と古吉弘の直接取引関係があるとは思われない。
 
 

 

古吉弘 2号「ぬいぐるみを抱く少女」(税込2200000円)

ブログ内「アートを愛でる」で個人的なアート関連の興味について書いているが、特にブログ内「古吉弘とクリスティーズ・ヤフーオークション(ヤフオク)」(最近1年はアップデートしていない)の作品は好きである。
 
 
新作価格やオークション価格から判断しても、この2号作品の価格は少し高いとは思うが、古吉弘の作品は最近のオークションでも高値で取引されているようなので販売状況が注目される。
 
古吉弘は2017年8月16日のブログ記事で、日本での新作発表について以下のように述べている。日本人の画家としてはほとんど類のないスタンスなので非常に興味深く見守っている。
 
日本での新作の発表についてですが、今後は「ヤフオク」と「毎日オークション」を発表・販売の場とし、出品のつどブログでお知らせすることにいたしました。(クリスティーズ出品用の絵の制作に毎回半年以上かかるので、毎年個展をしていた時期に比べると制作数は大幅に減ります)

現在の日本での一般的な絵画販売の方法とは違うため、違和感を覚える方もいらっしゃるかと思いますが、慣習を破るだけで、善悪の問題ではありませんので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

「ヤフオク」の方は、ここ最近私の絵を出品されて予想をはるかに越える高値を更新されている「nhiko150」さんが実績と信頼も高い美術商さんなので、そちらにお願いして出品させていただく事にしました。出品の都度ブログにリンクを記載しますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。