2016年11月19日、東京都中央区は築地市場に隣接する商店街「場外市場」に、生鮮品の物販店などを集積した「築地魚河岸(うおがし)」を開業した。矢田美英中央区長が挨拶にかけつけたが、小池百合子都知事も景気づけに応援スピーチに駆けつけてもよいのではと思った。夕方のテレビ朝日「Jチャン」、20日の同「報ステSunday」でも取り上げる。
築地魚河岸オープン(2016年11月19日)
築地市場が豊洲市場(江東区)に移転した後も地域のにぎわいを維持するための施設だが、移転は1年以上延期に。先行きが見えない中でのスタートとなった。中央区が開業したため、矢田美英区長が挨拶にかけつけたが、小池百合子都知事も景気づけに応援スピーチに駆けつけて盛り上げてあげればよいのではと思った。
「「築地魚河岸」 中央区が開業を10月15日から11月19日へ延期!」の中で、「本来、豊洲移転が無ければ必要となる施設ではなかったので、中途半端な状態が続くことは否めないのが残念でならない。」と書いた。従来、「場外市場」は総菜店、飲食店が多く、生鮮品を扱う築地市場と補完関係にあり、築地市場の移転で近くで生鮮品を扱う店が少なくなることから、「築地魚河岸」を開設することにした。鮮魚や水産加工品、青果の販売店など約60店舗が入居し、築地市場の仲卸が営業する店も多い。
11月18日、小池百合子都知事は定例記者会見で、「豊洲市場の総合的な安全性が確認され、業者との調整が済めば、2017年冬から18年春というのが見通し」と述べた。来年の夏ごろをめどに総合的に移転の是非を判断するという。「理論的には築地市場が残る可能性はゼロではない=豊洲洲移転が確実ということは言えない」ということで、残念ながらもやもや感が続くことになる。「大注目!日本最大の青果物市場「大田市場」が熱い、豊洲をスルーし築地市場からの移転が加速!」といった動きも一方ではある。
オープンした限りは、最近リニューアルした築地4丁目のシンボルビルである「隈研吾氏 築地にも現る!築地KYビル改装のデザイン・設計を手掛ける」とともに、築地の発展に結びついて欲しいものだ。
環状2号線建設も先延ばしに
築地全体については、「「東京の玄関口」 東京オリンピック前後それぞれの戦略、日経朝刊が「京急、品川の複合ビル 規模3倍に」との記事掲載」(1.築地、2.浜松町駅、3.田町駅・三田駅、4.山手線新駅(品川新駅、仮称)・泉岳寺駅~品川駅、5.羽田空港・京急についてブログ内記事)で整理している。