NHK大河ドラマ「青天を 衝け」に大隈重信の屋敷が登場し始めた。築地梁山泊と呼ばれ、現在は芥川賞・直木賞の選考会場となっている料亭「新喜楽」のあるところだ。
築地xNHK大河ドラマ「青天を衝け」x大隈重信屋敷
ブログ内「八重洲・日本橋・茅場町周辺再開発タイムスケジュール」では主に2021年から2028年、さらにはその先に竣工予定の再開発をリストアップしているが、同じ中央区内のブログ内「築地中央卸売市場跡地再開発x築地エリアの変貌」にも非常に興味を持ってフォローしている。
2021年2月4日(日)に放送開始されたNHK大河ドラマ「青天を衝け」に伊藤博文、井上馨や五代友厚など明治政府の重要人物が集まっていた築地梁山泊こと大隈重信の屋敷が登場し始めた。9月26日(日)の放送では主役の渋沢栄一が呼ばれるシーンが出てくる。
新大橋通り沿いで、築地本願寺も近い築地4丁目で、現在は芥川賞・直木賞の選考会場でたびたびテレビに登場する料亭「新喜楽」として、存在感を示している。後述するように、中央区は渋沢栄一が活躍した主要舞台の1つであり、年末にかけ築地をはじめゆかりの地がどのくらい登場してくるのが楽しみだ。
八重洲・日本橋・茅場町周辺再開発地域内x渋沢栄一
八重洲・日本橋・茅場町周辺再開発地域にフォーカスしている最近のブログ記事でも一部ではあるがゆかりの地を自然に取り上げているので整理しておきたい。(参考:都内ゆかりの地HP)。
- ブログ内「Kabuto One 茅場町駅直結 平和不動産」では、ゆかりの場所として日本橋兜町に国内初(1923年)の銀行として建てられた歴史的建造物(第一国立銀行、現みずほ銀行)、渋沢栄一の元邸宅(現在の日証館)、東京証券取引所、花王の本社が入る渋沢シティプレイスを取り上げている。渋沢シティプレイスは渋沢倉庫保有のビルだが、本社は永代通りを渡った江東区にある。
因みに、江東区では現在「特別展 渋沢栄一と江東」を開催中だ(2021年2月14日まで)。


- ブログ内「TOKYO TORCH 常盤橋タワー 三菱地所」、ブログ内「TOKYO TORCH Torch Tower トーチタワー 三菱地所」ではこれらのプロジェクト自体は千代田区内だが、現在日本橋本石町なある日銀本店が、渋沢栄一らによる創業時は現在の日本橋箱崎町であったことを取り上げている。
- ブログ内「八重洲・日本橋・茅場町周辺再開発 x主要道路 x新川から隅田川へ」で東京駅八重洲口から続く八重洲通りが走る新川には渋沢栄一が設立に関わった東京湾汽船社屋跡にある、東京住友ツインビルが立っている。
さらに新川から八重洲通りが走る中央大橋を渡った先の佃もゆかりの地で東京石川島造船所(現在のIHI)があった。現在も石川島資料館、石川島公園、石川島記念病院などが名前が残っている。
- ブログ内「東京駅前八重洲一丁目東B地区市街地再開発 東京建物」、ブログ内「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業 東京建物」の東京建物は発起人の役割を果たしている。
中央区内は他にも聖路加国際病院、東京海上日動をはじめ数えきれないほどの企業、学校、団体などに関わっていた。
因みに銅像のある常盤橋公園や代表的なゆかりの地である東京駅(冒頭写真)は千代田区内にある。東京ガス、麒麟麦酒、日本郵船、帝国ホテルなどなど千代田区にもゆかりのある企業、商工会や学校などが中央区以上に枚挙にいとまがなく存在する。