築地中央卸売市場跡地再開発x三井不動産x東京ドーム移転?


三井不動産が中心とした企業連合が想定通り築地市場跡地再開発に名乗りを上げた。三井不動産が東京ドームの親会社であることからも、早くも移転の可能性を指摘する声も出てきているが現時点では風聞の域は出ていないようだ。==>2023年9月8日の報道によると可能性が高まったようだ。

築地中央卸売市場跡地再開発公募終了

ブログ内「八重洲・日本橋・茅場町周辺再開発タイムスケジュール」では主に2021年から2029年、さらにはその先に竣工予定の再開発をリストアップしているが、同じ中央区内のブログ内「築地中央卸売市場跡地再開発x築地エリアの変貌」にも非常に興味を持ってフォローしている。
 
その結果たどりついたのがブログ内「東京都中央区新川の変貌 with 八重洲・日本橋・茅場町周辺再開発x銀座・築地周辺再開発」で、様々なアングルから新川の居住地としてポテンシャル・価値向上の可能性に言及し、日々フォローし続けている。
 
詳細は、「旧築地市場の跡地 来年3月ごろ再開発事業者正式決定へ|NHK 首都圏のニュース」などの報道各社の記事に譲るが、東京都が「交流により、新しい文化を創造・発信する拠点」をコンセプトとして1万人以上を収容できる大規模な集客施設を整備することなどを条件に再開発を行う事業者を募集し、8月31日受け付けが終了した。来年3月の事業者正式決定に向けて、事業者や中味に関して様々な憶測が流れることになる。東京は事業期間の約70年間にわたって一般定期借地権で貸し付ける。
 
 

三井不動産x読売新聞グループx東京ドーム

詳細はブログ内「三井不動産x東京ドームのホワイトナイトへ?x読売巨人軍(読売新聞グループ) | Simple is best (ttmdmm.com)」で取り上げたように、東京ドームは既に非上場化しており、三井不動産が80%、読売新聞グループが20%の株を所有している。よって、「巨人、築地市場跡地への移転計画が再浮上 東京ドーム親会社の三井不動産が再開発事業者に名乗り 悲願の自前球場か(夕刊フジ) – Yahoo!ニュース」のような記事が出てくるのは全くサプライズではない。
 
ただし、東京ドーム=読売ジャイアンツではなく、コンサートをはじめ各種大規模イベントにも使用されるとはいえ、築地市場跡地所有者である東京都が約19.4ヘクタールの約4分の1を使って、ジャイアンツ色がついてしまう使い方を許容するか不透明である。さらに、三井不動産自身が東京ドームはの建て替えで現在地周辺のバリューアップを考えているのだとしたら、移転の可能性はなくなる。
 
あくまでも三井不動産を中心とするグループが事業者がどのような選択をして東京都に提案をしたのか早く知りたいものだ。小池都知事は「複数事業者が応募しており、築地には伝統を持つ食文化、浜離宮に隅田川と、様々な魅力を生かすことが望まれる。東京の魅力を大いに高めるまちづくりを期待している」と述べた。