2022年9月、小池東京都知事がNYを訪問し、アダムス市長と会談した。舟運・水辺再開発やトーキョースカイコリドーのヒントになるような視察もあり、東京都の本気度が垣間見れた。
東京都x船運・水辺再開発
ブログ内「八重洲・日本橋・茅場町周辺再開発タイムスケジュール」では主に2021年から2029年、さらにはその先に竣工予定の再開発をリストアップしているが、同じ中央区内のブログ内「築地中央卸売市場跡地再開発x築地エリアの変貌」にも非常に興味を持ってフォローしている。
小池都知事のNY出張で個人的に興味を持ったのが、NYが先行し、確固たる成功体験を持つ「舟運・水辺再開発」と「空中公園開発」だ。前者に関してNYでは2017年、観光のみならず、通勤用でも使えるニューヨークフェリーが開発され、路線も拡大しており、車の渋滞解消や災害時の交通手段として一役買っている。
#ニューヨークフェリー NYC Ferry 観光 乗り方 航路 料金 徹底紹介!ニューヨークの絶景が楽しめるおすすめ水上ルート – Petite New York (mikissh.com)
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東京都の主役は勿論隅田川だが、隅田川つながる日本橋川ではブログ内「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発 三井不動産 日本橋再生計画」(2025年竣工予定)がスタートし、「首都高速道路日本橋区間地下化事業」に伴って「豊かな水辺の再生」への大きく前進し始めている。

個人的に注目しているブログ内「東京都中央区新川の変貌 with 八重洲・日本橋・茅場町周辺再開発x銀座・築地周辺再開発」でも、2022年7月には隅田川につながる「亀島みずべまつり | 水都東京・未来会議 (suitomirai.com)」が開催され、亀島川の活動から河川法の見直しや水辺を楽しむ機運が高まる可能性があるとの見方も出てきた。既に、新川船着場(隅田川の防災船着場) 耐震補強も終了し、一般開放?に向けての準備は整っている。
さらに、ブログ内「八重洲・日本橋・茅場町周辺再開発 x主要道路 x新川から隅田川へ」で八重洲通り、永代通りと共に取り上げた鍛冶橋通りの南側にそって、KK線の京橋結節点から亀島川(隅田川につながる)に至るエリアが後ろに添付した地図の「みどりのプロムナード連続化(検討が必要なエリア)」として示されている点も興味深い。
NYの空中公園「ハイライン」x東京都の「TOKYO SKY CORRIDOR(トーキョースカイコリドー)」
詳細は添付記事に譲るが、ブログ内「 銀座・築地プロムナード構想=「東京高速道路(KK線)再生方針」x「築地川アメニティ構想」で取り上げた「東京高速道路(kk線)再生計画=TOKYO SKY CORRIDOR」のため、東京都が参考にしているのが廃線となった高架鉄道を再利用したニューヨークの空中公園「ハイライン」だ。
「マンハッタンの高架跡地を再開発した空中庭園で、2009年の開業から人気はうなぎ登りで、コロナ禍前は年間800万人ものビジターが世界中から訪れた。」とのことだ。銀座の街を取り囲むような「TOKYO SKY CORRIDOR」にわくわくしない理由はない。
ブログ内「八重洲二丁目南地区再開発 & 京橋3丁目東地区再開発の共通点」で取り上げた2つの再開発計画は「TOKYO SKY CORRIDOR」とつながるもので具体的にどうように連携するかが、今後公になってくるであろう各計画とともに注目される。
さらに、中央区が定めた「築地アメニティ構想」と一体化されることで、その魅力が一層増すことになる。

