中央区新川のポテンシャルと変貌 with 八重洲・日本橋 ・ 銀座・築地の大規模再開発


東京都中央区で2020年代~2030年代に計画されている大規模再開発をモニターしていると住宅地としての新川のポテンシャルを感じざるをえない。今後この記事内で新川の変貌をアップデートしていく(直近アップデート2022年10月15日)。

東京都中央区新川の魅力とポテンシャル

両者の大規模再開発をフォローし続けていると、
  • 隅田川西側かつ日本橋川南側
  • 東京駅・日本橋駅周辺主要オフィス街・国際金融都市・東京構想エリアや銀座・築地周辺の商業エリアと屋形船などが行きかう隅田川周辺含めた水辺や自然との距離感が絶妙のバランス
  • 360度充実した散歩、美味しい飲食店巡り、贅沢なアート観賞
  • 八重洲通り、永代通り、鍛冶橋通りといった東京駅八重洲エリアからの大通りが通る
    #ブログ内「八重洲・日本橋・茅場町周辺再開発 x主要道路  x新川から隅田川へ
を楽しめるといった特長をもつ新川(しんかわ)のポテンシャルを強く感じるようになった(Google マップ
 
中央区新川
 
江戸時代の霊岸島

プロフィールにも書いたように、自分が好きで楽しめることを前提に、変化をベースにした不動産投資(居住用、賃貸用)を継続しているが、まさにそれにあてはまる感覚だ。

 
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具体的には、東京駅八重洲口や東京ミッドタウン八重洲(2022年8月竣工、9月17日暫定開業、2023年3月10日グランドオープン)、ヤエチカからも徒歩10分~20分圏内にあるにも関わらず知名度が低く、認識されていないということもポテンシャル顕在化に向かい興味深い。実は2000年から10年間築地に住んだ自分自身も徒歩10数分圏内の新川に行ったことがなかったほどである。
ミッドタウンつながりでは、新川とブログ内「東京ミッドタウン八重洲x東京ミッドタウン日比谷 by 三井不動産」で取り上げた東京ミッドタウン日比谷や東京ミッドタウン(六本木)とは八丁堀駅から東京メトロ日比谷線でつながっている。
#東京ミッドタウン八重洲<==重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業 三井不動産、2022年9月17日暫定開業
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東京ミッドタウン八重洲グランドオープン日決定 x 開業店舗名
、2023年3月10日グランドオープン
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  • 東京駅にはより近いが、居住には向かない八丁堀・日本橋・日本橋茅場町・日本橋兜町アドレス、
  • 過去・現在・未来で大規模再開発のある隅田川の東側(佃、月島、勝どき、豊海、晴海)、日本橋川の北側(人形町、上記以外の日本橋の付くアドレス)

    といったエリアでは味わえない便利かつ心地よいロケーションにある。今後、2030年代に向け八重洲・日本橋・京橋・茅場町や銀座・築地といった徒歩圏内大規模再開発が竣工していくごとに徐々にクローズアップされていくのではないか。
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    既に以下のように注目される動きが出てきている。
    ブログ内「中央区新川x霊岸島xメタバース

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逆に、新川からみた佃・月島・勝どき・晴海・豊洲・浜松町・芝浦・品川方面などへの眺望は隅田川や永代橋・中央大橋・佃橋・勝どき橋・レインボーブリッジと相まって全く飽きのこない魅力がある。  
 
ブログ内「八重洲・日本橋・茅場町周辺再開発 x 大規模商業施設」で取り上げた日本橋高島屋、大丸東京、日本橋三越など主要百貨店も散歩圏内にある。2022年8月竣工・12月開業予定の図書館(本の森ちゅうおう)や丸善、八重洲ブックセンターといった大規模本屋も日常使いできる。
#ブログ内「「本の森ちゅうおう」とさらなる八丁堀駅周辺活性化

さらに、ヤエチカグランルーフフロントではコロナ禍に撤退するテナントが数十店あった替わりによりブランド力の高いテナントが急速に集まりつつなり、八重洲エリアのさらなる価値向上が期待される。
#東京駅前「大変貌」で八重洲地下街はどう変わる? | 駅・再開発 | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース (toyokeizai.net)

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電車・バスの交通利便性は以下の通り。最寄り駅は東京メトロ日比谷線八丁堀駅、東京メトロ東西線茅場町駅、JR京葉線八丁堀駅、都営浅草線日本橋駅・室町駅、東京メトロ有楽町線新富町駅などとなっている。東京ディズニーランド(電車でも、車でも約20分)、東京スカイツリーなども20~30分圏内で行ける。
特に東京メトロ日比谷線では内幸町1丁目再開発(日比谷駅)、虎ノ門周辺再開発(虎ノ門ヒルズ駅)、虎ノ門・麻布台再開発(神谷町駅)など、八重洲・日本橋・築地以外の主要大規模再開発エリアへのアクセスも非常に容易だ。

  • 東京メトロ日比谷線、上野駅、秋葉原駅、人形町駅、(八丁堀駅)、築地駅、東銀座駅、銀座駅、日比谷駅、霞ヶ関駅、虎ノ門ヒルズ駅、神谷町駅、六本木駅、広尾駅、中目黒駅など、
  • 東京メトロ東西線、大手町駅、日本橋駅、(茅場町駅)、門前仲町駅、木場駅、東陽町駅など
  • JR京葉線、東京駅、(八丁堀)、葛西臨海公園駅、舞浜駅(東京ディズニーランド)など
  • 都営浅草線、大門駅、新橋駅、東銀座駅、(宝町駅)、(日本橋駅)、人形町駅、蔵前駅、浅草駅、スカイツリー前駅など、
  • 東京メトロ有楽町線、池袋駅、飯田橋駅、市ヶ谷駅、永田町駅、有楽町駅、銀座一丁目駅、(新富町駅)、月島駅、豊洲駅、
  • 東15、八重洲口、(新川)、築地、勝どき、晴海、豊洲、東雲など
  • 東16、八重洲口、(新川)、(新川2丁目)、佃、月島、晴海、豊洲、東雲、有明、東京ビックサイトなど。
    #「フォーミュラE」を東京ビッグサイト周辺で2024年春開催へ 東京都とフォーミュラEオペレーションズが協定締結(Impress Watch) – Yahoo!ニュース、東京ビックサイト周辺が開催地候補となっており新川からはバス1本で約30分。
水上交通という観点からは、2022年7月には「亀島みずべまつり | 水都東京・未来会議 (suitomirai.com)」が開催され、亀島川の活動から河川法の見直しや水辺を楽しむ機運が高まる可能性があるとの見方も出てきた。既に、新川船着場(隅田川の防災船着場) 耐震補強も終了し、一般開放?に向けての準備は整っている。
#ブログ内「小池都知事のNY出張x舟運・水辺再開発xTOKYO SKY CORRIDOR
#舟遊びマップ|舟遊びみづは – 1名様から貸切できる東京の和モダン屋形船 (funaasobi-mizuha.jp)、隅田川・日本橋川・亀島川という新川周辺を通るコースがいくつも企画されている。

以下、1.新川x八重洲・日本橋・茅場町周辺再開発、2.新川x銀座・築地周辺再開発」、3.新川の変貌、4.新川の見どころショット(川や橋をバックに)ついて整理する。なお、新川の江戸時代からの歴史も興味深いが枚挙のいとまがないので割愛する。
 
 

1.新川x八重洲・日本橋・茅場町周辺再開発

ブログ内「八重洲・日本橋・茅場町周辺再開発 x主要道路  x新川から隅田川へ」で取り上げたように、東京駅八重洲口に近い主要道路である、1)中央の八重洲通り、2)その日本橋側にある永代通り、3)銀座側にある鍜治橋通りがそれぞれが手前から外堀通り、中央通り、昭和通り、平成通り、新大橋通りと交わり全てが亀島川を越え、新川(新川1丁目と2丁目で構成)に通じている。鍜治橋通りは新川の中を横断し永代通りと合流し、永代橋で隅田川を超える。因みにブログ内で頻繁に登場する日本橋川も新川の北を流れて隅田川に通じている。
#東京都、津波被害恐れの7カ所を避難場所から除外 河川遡上の恐れ(毎日新聞) – Yahoo!ニュース、大規模な延焼のおそれがなく、広域的な避難を必要としない地区内残留地区には、再開発の進展などを理由に青葉台・目黒地区(目黒区)や新川地区(中央区)などを新たに指定した。
 
以下、3つの主要道路別に整理するが、新川からは登場するほとんですべての再開発まで徒歩10数分~20数分で行ける。
 
 
 
<八重洲通り>
実は八重洲口から八重洲通りを歩いて新川までは徒歩10数分で着く距離だ。さらに真っすぐ行き隅田川までも約20分程度で着いてしまう。中央大橋で隅田川を超えると佃に至る。
 
ブログの最初の写真は東京駅八重洲口グランルーフ2階テラスから撮影した八重洲通りで中央に小さいが頭1つ高く見えるのが、新川の分譲タワーマンション「ブリリアザタワー東京八重洲アベニュー」で、手前右側の高いビルはミュージアムタワー京橋だ。
 
以下の写真は逆に新川から東京駅方面にむかう八重洲通り上の亀島橋手前からの撮影で、橋を超えると住所は八丁堀となる。正面中央に見えるミュージアムタワー京橋の先に建設中の東京ミッドタウンが少し見える。
 
以下の地図にあるように、八重洲通りを挟んで八重洲口3大ミクストユース大規模複合再開発の
 

鍛冶橋通りは新川で八重洲通りと交差し、永代通りと合流する。

外堀通りから鍜治橋通り方面を撮影。 左側が八重洲二丁目中区再開発で右側が八重洲二丁目南地区再開発 。中央には新川のブリリアザ・タワー東京八重洲アベニューが見える。
中央大橋から佃に向かう八重洲通りと鍜治橋通りが交差する新川2丁目交差点
<永代通り>
以下の地図により詳しいが、ブログ内「八重洲・日本橋・茅場町周辺再開発 x 東京都中央区x日本橋川沿いエリアのまちづくりビジョン2021」でも取り上げたように日本橋川との間に西から順番に
が、2021年竣工から2030年代前半に向け計画されている。
 
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以下、平和不動産HPより。新大橋通りまで網羅されている。
 
明らかに三井不動産が主導する日本橋再生計画第3ステージの中の3つの重点構想の1つである豊かな水の再生計画だ(他の2つは新たな産業の創造と世界とつながる国際イベントの開催)とブログ内「八重洲・日本橋・茅場町周辺再開発x日本橋の首都高地下化工事スタート」(地下化計画が2035年で現在の首都高撤廃が2040年)と歩調を合わせた動きとなっている。
 
日本橋の北側は三井不動産が主導する「日本橋再生計画第2ステージまでの振り返り」に詳しいがブログ内「日本橋室町一丁目再開発 三井不動産」(2026年竣工予定、一部は2028年以降)以外はほとんどの大規模再開発が終了している。
 
八重洲・京橋・日本橋エリアでは三井不動産と張り合うかのように東京建物もそのテリトリーを拡大発展させている。
 
 

2.新川x銀座・築地周辺再開発 

銀座・築地に関してはブログ内「築地中央卸売市場跡地再開発x築地エリアの変貌」の観点から注目している。場所によっては新川から徒歩10数分から20数分の距離にあり散歩圏内でもあり東京メトロ日比谷線「八丁堀駅」(もしくは「茅場町駅」==>「築地駅」==>「東銀座駅」==>「銀座駅」とつながっている。
 
築地のさらなるバリューアップは自明で2019年から築地駅直結マンションの部屋を購入し、賃貸マンション投資をしているが、今後は居住地としての新川のバリューアップが築地同様期待できると思っている。
 
銀座・築地プロムナード構想=「東京高速道路(KK線)再生方針」x「築地川アメニティ構想」で取り上げたようにブログ内「八重洲・日本橋・茅場町周辺再開発 x主要道路  x新川から隅田川へ」で八重洲通り、永代通りと共に取り上げた鍛冶橋通りの南側にそって、KK線の京橋結節点から亀島川(隅田川につながる)に至るエリアが「みどりのプロムナード連続化(検討が必要なエリア)」(右上の緑の部分)として示されており興味深い。
 
 
 

このエリアはブログ内「本の森ちゅうおう(仮称)とさらなる八丁堀駅周辺活性化」で取り上げた桜川第一ポンプ場、「本の森ちゅうおう(仮称、2022年8月竣工・12月オープン、京橋図書館が移転)」や八丁堀駅のある新大橋通りを挟んで対面にある桜川公園、桜川敬老館(2021年竣工)、女性センター、桜川第2ポンプ場を経て亀島川に至る。既に変貌しつつあるこのエリアの今後の展開も注目される。

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3.新川の変貌

新川アドレスは住む場所によって東京メトロもしくは京葉線「八丁堀駅」か東京メトロ東西線・日比谷線「茅場町駅」が最寄り駅となる。新川アドレスと最寄り駅周辺での主な変化を以下に整理しアップデートしていく。

以下、佃から撮影した新川船着き場と中央大橋から撮影した新川船着き場

 
 

  • 2022年12月4日開館予定、ブログ内「本の森ちゅうおうとさらなる八丁堀駅周辺活性化」(住所は八丁堀、新富町)、上記で取り上げ済み。素晴らしい図書館が近くに来ることになる。桜川敬老館等複合施設や桜川公園の新大橋通りを挟んで対面にある。
    2022年9月現在の写真

 

中央の東京証券会館を中心にKabuto Oneとの間のオフィスビルも対象になっている可能性
  • 2021年9月1日、坂本町公園(住所は日本橋兜町)の改修工事を経て再オープン
    平成通りから高島屋方面に向け撮影。

    以下、坂本町公園に隣接してブログ内「八重洲・日本橋・茅場町周辺再開発 x 中央区 x 小学校特認校制度」で取り上げた阪本小学校が立っている。ブログ内東京ミッドタウン八重洲<==重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業 三井不動産で取り上げた城東小学校は現在阪本小学校の校舎を仮に使っていたが、2022年9月1日入居した。

    中央区立阪本小学校
  • 2021年7月、ブログ内「アクサ・インベストメント・マネージャーズx中央区 新川&佃x賃貸マンション買収」。2020年12月の佃の賃貸マンション群(定期借地契約で10年後取り壊しとなる可能性)に引き続き、リバーシティ21新川(賃貸マンション)を買収。有名外資投資家も八重洲口から近い八重洲通り沿いの物件への投資を積極化してきた。
    中央大橋の左手が新川側でリバーシティ21新川が見える。右手が佃。
  • 2021年2月、桜川敬老館当複合施設が竣工(住所は入船)
  • 2020年12月、京橋税務署新庁舎執務開始(住所は新富町)
  • 2020年11月、大豊建設が永代通り沿いにある本社の隣オフィスビルをユニゾ不動産から買収(住所は新川)
    左側が大豊建設本社ビルで、右手の白いビルを買収
    鍛冶橋通りを挟んで大豊建設本社の対面では何かしら建物が立つ予定。鍛冶橋通りと永代通りの交差点。
  • 2020年9月、著名なソニー・カルシが率いるカナダの投資ファンド・ベントール・グリーンオーク(BGO)が新大橋通沿いの「ユニゾイン八丁堀」(住所は八丁堀)を買収(建物はそのままでホテルはクローズ)。

    ==>現地に行くと、2022年9月~2023年4月、NTT都市開発による解体工事のお知らせがあり、どうやら転売されたようだ。

中央が元ユニゾイン八丁堀だが上部の名前が白く覆われている状態
  • 2017年11月、ブリリアザ・タワー東京八重洲アベニューがキリン本社跡地に竣工。新川のシンボルタワー(分譲マンションでは新川唯一で東京駅に最も近いタワマン)として八重洲通りと鍛冶橋通りの交差点付近に立っている。
亀島川と鍛冶橋通りが通る高橋の向こうにブリリアザ・タワー東京八重洲アベニュー

4.新川の見どころショット

以下、新川の見どころショットを川や橋をバックに整理しておく。2022年7月には「亀島みずべまつり | 水都東京・未来会議 (suitomirai.com)」が開催され、亀島川の活動から河川法の見直しや水辺を楽しむ機運が高まる可能性があるとの見方も出てきた。

<亀島川をバックに>

 
鍛冶橋通りの高橋から南高橋、その先の佃方面を撮影。「亀島川係留保管施設」にプレジャーボートを10台ほど置けるスペースあり、ほぼ埋まっている。南高橋の向こうに亀島川水門がある。

もう少しアップで

逆側から

南高橋から鍛冶橋通りが通る高橋方面を撮影。右手にブリリアザ・タワー東京八重洲アベニューが見える。
 

亀島川の鴨
亀島川にかかる永代通りの霊岸橋。手前が日本橋茅場町1丁目で、先が新川1丁目。日本橋水門が左側に見える。日本橋水門の向こう側に亀島川が日本橋川に向かって流れている。

<隅田川をバックに>

永代橋上から佃のマンション群、中央大橋、新川サイドの隅田川テラスを撮影。
永代橋上からスカイツリービュー
中央大橋から新川側の隅田川テラスと新川公園を撮影。永代橋が見える。
新川側の隅田川テラスから中央大橋と佃方面を撮影
新川の隅田川テラスから永代通りが通る永代橋を撮影

<中央大橋をバックに>

新川から中央大橋と佃のマンション群を望む
 
隅田川と中央大橋。左側が新川エリア、右側が佃のマンション群。
 
佃から八重洲通りの中央大橋から新川方面を撮影

<豊海橋をバックに>

日本橋川に架かる豊海橋を日本橋箱崎町側から撮影。橋の向こう側は新川。隅田川に架かる永代橋も見える。
日本橋が隅田川に注ぐ。左手が新川で右側が日本橋箱崎橋

以下、舟遊びみづはによる東京ベイパノラマサンセットの8月のコースだが、隅田川で永代橋、中央大橋、佃大橋、勝どき橋なども眺め、亀島川で南高橋、高橋、亀島橋などを通るコースとなっている。