日本橋室町一丁目再開発は三井不動産が主導する2026年竣工予定(メインビル以外は2028年以降)のプロジェクトで、中央通りを挟んで日本橋三越の向かいに立つ。地上36階建て、高さ180メートルなど。
日本橋室町一丁目再開発(2026年竣工予定)
今回は「八重洲~日本橋・茅場町周辺再開発タイムスケジュール」から三井不動産が主導する日本橋室町一丁目再開発を取り上げる。日本橋三越の向かいに立つA街区のメインビル(2026年竣工予定)と日本橋川沿いに立つ低層階のB街区・C街区・D街区(2028年以降竣工予定。店舗等。)で構成される。
冒頭写真の中央通り沿いで、右手の黒いビルと真ん中あたりに写るコレド室町3以外がA街区対象地域となる。
で「日本橋川沿いには親水広場や船着場、プロムナードが整備されキレイになる。」と記したが、B街区・C街区・D街区はその流れを加速させるプロジェクトとなる。

上の写真の左側
創業1946年の日本橋伊勢定も2022年の再開発着工に伴い、一旦移転することになるのだろう。

三井不動産による日本橋再生計画の一端を担う
日本橋室町一丁目再開発は三井不動産による日本橋再生計画第3ステージに含まれるが、江戸時代から歴史や2004年の「COREDO日本橋」の開業を皮切りに始まった日本橋再生計画第1ステージから日本橋再生計画第2ステージまでの振り返りは「日本橋再生計画第2ステージまでの振り返り」に詳しい。
A街区は添付の振り返りにあるような一連の日本橋室町における再開発の最終段階に含まれ、ブログ内「日本橋本町一丁目再開発 三井不動産」で取り上げた三井不動産のライフサイエンス事業拠点作りにも貢献する。B街区・C街区・D街区は日本橋川沿い再開発~首都高地下化の流れに含まれることなる。
B街区・C街区・D街区の中央通り沿いには、関東大震災(1923年)後に築地に移転するまでの日本橋魚河岸跡がある。
歌川広重「日本橋雪晴」(名所江戸百景)にも右下に日本橋魚河岸が描かれている。左側が東京駅方面で右側が日本橋三越などがある日本橋室町方面だ。

