日本橋本町一丁目再開発 三井不動産


日本橋本町一丁目再開発は三井不動産が主導する国内最高層木材ビルディングで、2025年竣工予定の17階建て賃貸オフィスビルだ。同社のライフサイエンス事業拠点作りの一端も担う。

日本橋本町一丁目再開発(2025年竣工予定)

今回は「八重洲~日本橋・茅場町周辺再開発タイムスケジュール」から三井不動産が主導する日本橋本町一丁目再開発を取り上げる。三井不動産グループが保有する森林の木材を使用し持続可能な社会の実現に貢献する。
 
主要な構造部材に耐火集成材(竹中工務店が開発した「燃エンウッド」)など、最先端の耐火・木造技術を導入する予定だ。
 
三井不動産が主導する日本橋再生計画第3ステージの3つの重点構想の1つが新たな産業の創造で、「ライフサイエンス」も前ステージより引き続き強化されている。
 
 
 
 

三井不動産によるライフサイエンス事業拠点作り

ブログ内「八重洲・日本橋・茅場町周辺再開発xライフサイエンス事業x武田グローバル本社など大手製薬会社」で整理したように、日本橋では三井不動産による再開発で再開発でオフィスビルのテナントに医療関連のスタートアップや大学、医療関連に特化したベンチャーキャピタル(VC)などの事務所を誘致し、医療関連の連携拠点としても同地区を整備している。

一方、大手製薬会社が日本橋地区を中心にスタートアップや大学などと研究開発の連携推進に乗り出している。スタートアップの拠点が集中することで、大手製薬会社が有望な医薬品候補を見つけ出して、研究施設などを通じて実用化に向けた連携もとりやすくなる。

日本橋本町一丁目再開発もその一端を担うことになる。