日本橋高島屋では2021年2月21日(日)まで、「装飾をひもとく~日本橋の建築・再発見~」という企画展が開催されている。日本橋の再開発をフォローするためには原点が欠かせない。
日本橋高島屋x「装飾をひもとく~日本橋の建築・再発見~」
ブログ内「八重洲~日本橋・茅場町周辺再開発タイムスケジュール」では主に2021年から2027年、さらにはその先に竣工予定の再開発をリストアップしている。日本橋周辺の再開発を整理していると江戸時代からの名残に自然と出会う。
日本橋の原点を探るこの企画展により、この数年再開発された既存ビルや今後再開発される新しいビルを観る目も自然と変わってくる。日程など詳細は添付HPに譲るが、主催者である高島屋史料館TOKYOによる企画展概要は以下のようになっている。
江戸時代より経済・文化の中心地として栄えた日本橋は、かつて全く新しい風景を出現させた最先端の地でした。日本橋高島屋をはじめとし、周辺には日本橋三越本店本館、日本銀行本店本館、三井本館など、ヨーロッパに学ぶ本格的な古典主義の建築が多数残っていることからも、それは明らかです。また近年、日本橋は新たな再開発が進む街として注目されています。本展では日本橋高島屋を中心に、日本橋地域の近現代建築を取り上げます。なかでも建築の細部・装飾に焦点をあて、西洋の古典主義が日本橋界隈の建築にどのように導入されているかを検証します。知られざる装飾の歴史をひもとき、新たな建築の楽しみ方を提案します。
日本橋周辺再開発x「装飾をひもとく~日本橋の建築・再発見~」
特に、ブログ内「TOKYO TORCH 常盤橋タワー 三菱地所」などで取り上げた日本銀行本店、ブログ内「日本橋室町一丁目再開発 三井不動産」などで取り上げた三井本館は古典主義の様式建築が現存している。


ブログ内でフォローしている各再開発も原点を知ることでその影響を具体的に知ることができる。コレド室町などでも列柱の感覚が継承されているとのことだ。この数年で再開発された既存ビルや今後再開発される新しいビルを観る目も自然と変わってくる企画展だと言える。
