八重洲・日本橋・茅場町周辺再開発 x 宇宙ビジネス x 「X-NIHONBASHI Tower」開設xispace「HAKUTO-R」


2020年12月10日八重洲・日本橋・茅場町周辺再開発の一角をなす日本橋で三井不動産が新拠点「X-NIHONBASHI TOWER」を開設した。宇宙スタートアップ ispace が月面探査のミッションコントロールセンターも入る。

八重洲・日本橋・茅場町周辺再開発x宇宙ビジネス

ブログ内「八重洲~日本橋・茅場町周辺再開発タイムスケジュール」では主に2021年から2027年、さらにはその先に竣工予定の再開発をリストアップしている。各再開発を整理していると、三井不動産が主導する日本橋再生計画第3ステージが何度かフォーカスされている。
 
3つの重点構想の1つが1)新たな産業の創造で、ブログ内八重洲・日本橋・茅場町周辺再開発xライフサイエンス事業x武田グローバル本社など大手製薬会社」で取り上げた「ライフサイエンス」、や「モビリティ」、「食」と共に、「宇宙」が含まれている。
 
因みに、他の2つの重点構想はブログ内「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発 三井不動産 日本橋再生計画」などで取り上げた2)豊かな水の再生と3)世界とつながる国際イベントの開催となっている。
 
 
 

三井不動産x「X-NIHONBASHI」x「X-NIHONBASHI TOWER」開設

ブログ内「八重洲・日本橋・茅場町周辺再開発x宇宙ビジネスx「X-NIHONBASHI」で取り上げたように、三井不動産は日本橋再生計画第3ステージの中で、「新たな産業な創造の1つである宇宙分野はいま、民間企業の参入により急成長し、地球上の課題解決にもつながることが期待されています。産官学の連携を軸に、新たな価値創造を目指します。」と述べている。
 
三井不動産は「宇宙ビジネス拠点X-NIHONBASHI」を中心に日本橋に集まるベンチャー企業と政府機関を積極的につなげている。詳細は添付記者発表に譲るが、、同社はに新たな宇宙ビジネス拠点「X-NIHONBASHI TOWER」を開設し、街づくりを通じた宇宙関連領域におけるビジネス活性化促進プロジェクト「X-NIHONBASHI(クロス・ニホンバシ)」を日本橋三井タワー( 冒頭写真)で本格始動した。
 
ブログ内「八重洲・日本橋・茅場町周辺再開発 x ラグジュアリーホテル」で取り上げたマンダリンオリエンタルが入るタワーの7階に入る。オフィス、最大 150 名程度収容可能なカンファレンス&コワーキングスペース、オンライン配信設備を備えたスタジオを設置するほか、宇宙スタートアップ ispace が月面探査のミッションコントロールセンターを構える。
 
「X-NIHONBASHI TOWER」メインロビー
スタジオ

「X-NIHONBASHI TOWER」開設 x ISPACE HAKUTO-R開設

宇宙スタートアップのispaceは「X-NIHONBASHI TOWER」開設と同時に、民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」で使用するミッションコントロールセンター(管制室)を開設した。

詳細は添付HPに譲るが、ミッションコントロールセンターは、ランダー(月着陸船)およびローバー(月探査車)等の宇宙機を地球から操縦するための司令室で、2022年に実施予定のMission1ではランダーの姿勢、温度などの状態をモニタリングし、ランダーへのコマンド(指令)やデータの送信、月までの航行中および月面からの画像や映像データの受信を行う予定だ。

(HAKUTO-RのMission Control Center)

ブログ内「八重洲・日本橋・茅場町周辺再開発x宇宙ビジネスx「X-NIHONBASHI」では、JAXAも業務委託する「日本初の宇宙総合商社」Space BDを取り上げたが、宇宙関連スタートアップ活躍の報道が、今後益々増えて行くと思われる。