東京都中央区は2021年6月、「日本橋川沿いエリアのまちづくりビジョン2021」を策定した。首都高日本橋地区地下化事業とともにまちが大変貌をとげることになる。
日本橋川沿いエリアのまちづくりビジョン2021
ブログ内「八重洲~日本橋・茅場町周辺再開発タイムスケジュール」では主に2021年から2028年、さらにはその先に竣工予定の再開発をリストアップしている。その中で八重洲口3大ミクストユース大規模複合再開発に次ぐ、もう一つ大きな特長は三井不動産が主導する日本橋再生計画第3ステージの中の3つの重点構想の1つである豊かな水の再生計画だ(他の2つは新たな産業の創造と世界とつながる国際イベントの開催)。
江戸時代から歴史や2004年の「COREDO日本橋」の開業を皮切りに始まった日本橋再生計画第1ステージから日本橋再生計画第2ステージまでの振り返りは「日本橋再生計画第2ステージまでの振り返り」に詳しい。
詳細は添付まちづくりビジョンに譲るが、以下の対象エリアにあるように、ブログ内「八重洲・日本橋・茅場町周辺再開発x日本橋の首都高地下化工事スタート」(地下化計画が2035年で現在の首都高撤廃が2040年)に伴ったまちづくりといえる。
ブログ内「八重洲・日本橋・茅場町周辺再開発x橋(1)川に架かる橋」で取り上げた日本橋川にかかる橋も輝きをますことになる。

日本橋川沿いエリアの再開発一覧
以下、上記対象エリア配置図にあるプロジェクトを竣工予定順に列挙する。
<2021年>
- TOKYO TORCH 常盤橋タワー、地上40階建て、高さ212メートル。#2027年にはTorch Tower竣工予定
<2022年>
- 八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業、8月竣工予定、地上45建て、高さ240メートル他。八重洲口3大ミクストユース大規模複合再開発の1つ。
<2025年>
- 日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発、地上52階建て、高さ284メートル他。野村日本橋ビルは保存、船着き場増設も。三井不動産による日本橋再生計画第3ステージの始まり。
#ヒルトンの最上級ラグジュアリーブランド「ウォルドーフ・アストリア東京日本橋」が日本初進出(2020年10月27日発表。ホテル開業は2026年。)
==>ブログ内「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発 三井不動産 日本橋再生計画」
新常盤橋を渡り、右手にはブログ内「TOKYO TORCH Torch Tower トーチタワー 三菱地所」などで取り上げた日本銀行本館がある。
<2026年>
- 日本橋室町一丁目再開発、メインの地上36階建て、高さ180メートルのビルは中央通りを挟んで日本橋三越の向かいに立つ。その他は2028年度以降に竣工。
#日本橋再生計画第3ステージに関連
==>ブログ内「日本橋室町一丁目再開発 三井不動産」
<2027年>
- TOKYO TORCH Torch Tower トーチタワー、地上63階建て、日本一高さ390メートル)。
#関連記事
==>ブログ内「TOKYO TORCH Torch Tower トーチタワー 三菱地所」<2030年~2035年>
- 八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業、地上45階建て、高さ245メートルなど、南街区2030年度、
北街区2035年度、日本橋川沿い活性化への取り組み
==>ブログ内「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業 東京建物」
- 日本橋一丁目東地区再開発、東急不動産、三井不動産など、日本橋川沿い活性化への取り組み
- 日本橋一丁目1、2街区再開発、三井不動産主導、日本橋川沿い活性化への取り組み
==>「日本橋一丁目東地区再開発」と「日本橋一丁目1、2街区再開発」は2022年1月の都市計画決定を目指している。
