日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発は三井不動産や野村グループが主導する2026年3月竣工予定の水辺の再生を含むプロジェクトだ。地上52階建て、高さ284メートルなど(2022年9月11日アップデート)。
日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発(2026年3月竣工予定)
ブログ内「八重洲・日本橋・茅場町周辺再開発タイムスケジュール」では主に2021年から2029年、さらにはその先に竣工予定の再開発をリストアップしているが、同じ中央区内のブログ内「築地中央卸売市場跡地再開発x築地エリアの変貌」にも非常に興味を持ってフォローしている。
三井不動産が主導し、野村不動産や野村証券も参画する日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発は2020年11月1日から道路を封鎖して解体工事がスタートする。
首都高が通る日本橋川沿いがA街区(地上5階、高さ約38m、歴史的建造物として日本橋野村ビルを保存)とB街区(地上7階、高さ約31m、野村ビル別館の建て替え)となり、既に完成している永代通り沿いの「日本橋一丁目三井ビル(コレド日本橋)」がD街区となる。そしてA、B街区とD街区に挟まれた場所が高さ284mの超高層ビルが建設されるC街区だ。
2020年10月27日、このC街区のビルにヒルトンの最上級ラグジュアリーブランド「ウォルドーフ・アストリア東京日本橋」が日本初進出が発表された(2026年開業、39階~47階)。三井不動産はブログ内「八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業 三井不動産」では日本初進出となる「ブルガリホテル東京」(2023年開業予定)の誘致にも成功した。
羽田空港から約20kmの距離に位置し、東京駅から徒歩圏内にあることに加え東京メトロ銀座線および東西線、都営浅草線「日本橋駅」直結となる。
==>ブログ内「「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発」解体工事アップデート」(2022年9月11日)


以下、既存ビル名と封鎖されている道路。

解体されるビル。①は基本保存されるので一部のみが対象となる。





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歌川広重「日本橋通一丁目略図」(名所江戸百景)
今の中央通り。白木屋がコレド日本橋の所にあった。
三井不動産による日本橋再生計画と首都高速道路日本橋区間地下化事業
「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発」は三井不動産による日本橋再生計画第3ステージの始まりとなるが、江戸時代からの歴史や2004年の「COREDO日本橋」の開業を皮切りに始まった日本橋再生計画第1ステージから日本橋再生計画第2ステージまでの振り返りは「日本橋再生計画第2ステージまでの振り返り」に詳しい。
三井不動産が推進する初の川沿い再開発事業となり、「豊かな水辺の再生」へ繋がり、「首都高速道路日本橋区間地下化事業」完成を目指した大きな動きがスタートした。日本橋川沿いには親水広場や船着場、プロムナードが整備されキレイになる。
最終的には
- ブログ内「TOKYO TORCH 常盤橋タワー 三菱地所」
- ブログ内「TOKYO TORCH Torch Tower トーチタワー 三菱地所」
- ブログ内「日本橋室町一丁目再開発 三井不動産」
やまだ、詳細は決定していない - 「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」
- 「日本橋一丁目1、2街区再開発」
- 「日本橋一丁目東地区再開発」
も含めると東京のど真ん中に、幅約100メートル、長さ約1200メートルに及ぶ広大な水辺空間が誕生することになる。
以下、首都高速道路 日本橋区間地下化事業(首都高速道路株式会社)から。
以下、「ブログ内「八重洲・日本橋・茅場町周辺再開発x日本橋の首都高地下化工事スタート」(地下化計画が2035年で現在の首都高撤廃が2040年)から一部抜粋した。
歌川広重の「東海道五十三次之内 日本橋 朝之景」
歌川広重「日本橋雪晴」(名所江戸百景)にも右下に日本橋魚河岸が描かれている。左側が東京駅方面で右側が日本橋三越などがある日本橋室町方面だ。