ホキ美術館で「心ゆさぶる写実映画」が開催される(5月19日~11月13日)。同美術館には世界最大の森本草介コレクションをはじめ、写実界の巨匠から若手作家まで様々なコンセプトで描かれた写実作品が常設されている。
森本草介(1937~2015)
国内の洋画家では常にトップクラスの落札価格(国内最大の美術オークション会社シンワアートでの最近取引の一例)になり、簡単に手が入る水準はないが、ホキ美術館で鑑賞できるのは有り難い。
4月15日、「ぶらぶら美術館・博物館スペシャル」に奥様、娘、孫が登場されたが、体調不良にも関わらず、最後まで強い創作意欲で作品に臨まれていたとのこと。完成遺作はヴェルサイユ宮殿内『マリーアントワネットの農園』だった。「ヴェルサイユ宮殿≪監修≫マリー・アントワネット展」で取り上げた空気感を求めての創作であったのだろうか。真意を知りたかった。
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青木敏郎(1947~)と古吉弘(1959~)
同美術館の代表画家の一人青木敏郎の「大徳寺絵画研究所」に、好きな画家である古吉弘が学生時代通っていた。古吉の作品は同美術館にはない。
生島浩(1958~)
「ピーテル・ブリューゲルとウィーン美術史美術館」で取り上げた、ヨハネス・フェルメール37作品(「「ヨハネス・フェルメール 37作品中鑑賞してない7作品」)のうちの1作品、『絵画芸術』を模写している動画は必見。
卯野和宏(1978~)
2016年6月1日(水)~7日(火)、日本橋三越本店では初個展が開催される。案内葉書きによると、約20点の作品(人物、静物)が展覧されるが、ホキ美術館でしか作品を観たことがないので非常に楽しみだ(「卯野和宏 日本橋三越本店での初個展開催」)。