貴重!外務省外交史料館 特別展示「幕末へのいざない」


2016年、外務省外交史料館が所蔵する幕末の外交文書集「通信全覧」、「続通信全覧」が国の重要文化財に指定された。本日、特別展示第1部と常設展を見に行った。

外務省外交史料館 特別展示「幕末へのいざない」

いよいよ第1部が9月30日までということで本日訪問。外交の生々しいやり取りを想像させてくれる構成になっており、貴重な機会をいただいた。

「黒船・開国・激動の幕末」と題し、ペリー来航から大政奉還に至る幕末の政治・社会の動きを、1859年と1860年の外交文書を徳川幕府が編集した「通信全覧」と1861年から1867年までの編年文書などを外務省が編集・分類した「続通信全覧」によって紹介している。

常設展示では江戸末期以降の重要な条約書や外交史上貴重な史料を見ることができる。特別展示含めて入場無料。それぞれ詳しい冊子をいただけたので、ブログ内でも関連事項について書く際、逐次利用したい。

第2部は10月11日~12月27日、「西洋との出会い~幕末うぉーく~」と題し、西洋文明との接触や幕末の外国公使館に関する史料が展示される予定。

外務省 外交史料館。会場は隣の別館
外務省 外交史料館。会場は隣の別館。

ブログ内幕末関連

勝海舟(1823~1899)が好きでいまだに、倉本聰脚本の1974年のNHK大河ドラマ『勝海舟』の作品自体と松方弘樹の演技が忘れられない(渡哲也が病気となり第10回から)。海舟の父、勝小吉を尾上松緑、妻たみを丘みつ子、坂本龍馬を藤岡弘、岡田以蔵を萩原健一と、まだ小学校6年で幕末の何たるかを十分に分からないながらもしっかり記憶に残っている珍しい経験だ。

2018年の明治維新150周年に向かっては、その前後で様々なイベントもあり楽しみしており、このブログでも以下のような取り組みをしている。

2016年の150周年事象とイベント

2016年 150周年事象とイベント(1)全リスト
2016年 150周年事象とイベント(2)日伊国交樹立150周年
2016年 150周年事象とイベント(3)日本・ベルギー友好150周年
2016年 150周年事象とイベント(4)ビアトリクス・ポター生誕150周年
2016年 150周年事象とイベント(5)その他の150周年 (黒田清輝生誕、薩長同盟、孫文生誕、ネスレ創業、ジャックダニエル蒸留所創業、定山渓温泉開湯150周年)
簡保生命保険100周年伊藤若冲生誕300周年尾形光琳没後300周年徳川家康没後400周年、有田焼400周年シェイクスピア没後400周年、西川産業創業450周年

2017年の150周年事象とイベント

2017年 150周年事象とイベント(1)全リストに整理していく。

大政奉還パリ万博カナダ建国横浜馬車道など年末に随時アップデートする。