京橋xアーティゾン美術館x「琳派と印象派」


2020年11月14日(土)~2021年1月24日(日)、ミュージアムタワー京橋内のアーティゾン美術館で「琳派と印象派」が開催されている。

アーティゾン美術館X(仮称)新TODAビル

ブログ内「八重洲~日本橋・茅場町周辺再開発タイムスケジュール」では主に2021年から2027年、さらにはその先に竣工予定の再開発をリストアップしている。各再開発を整理していると、ブログ内「八重洲・日本橋・茅場町周辺再開発 x アート x百貨店・画廊」で取り上げたように、アートを楽しむためには最適なエリアだとあらてめて思う。
 
ブログ内「(仮称)新TODAビルとミュージアムタワー京橋」で取り上げたように、
アーティゾン美術館の入る2019年に竣工されたミュージアムタワー京橋は2024年竣工予定の(仮称)新TODAビルと共に「京橋1丁目東地区再開発」として中央通り沿いで隣接している。冒頭写真は竣工済みのミュージアムタワー京橋(以下の配置図のA街区)と(仮称)新TODAビルの建設予定地(同B街区)だ。
 
 
(仮称)新TODAビル計画 配置図
 
 
京橋一丁目東地区
左側がミュージアムタワー京橋で、右側が(仮称)新TODAビル。東京駅八重洲口側から望む。
 
 
アーティゾン美術館で2020年11月14日(土)に開始され、2021年1月24日(日)まで開催される。詳細は添付HPに譲るが、展覧会内容は以下の通りである。
 
琳派は、17世紀初めの俵屋宗達、18世紀初めの尾形光琳らによって、日本の都であった京都の町人文化として生まれ、19世紀初めに酒井抱一や鈴木其一らによって、将軍お膝元の江戸(現在の東京)に引き継がれた、装飾的な美感を核として発展した都市の美術でした。
一方、印象派は、19世紀後半のフランス・パリを中心に、マネやモネ、ドガやルノワール、セザンヌらによって、日常的な経験を通して受ける印象や市⺠生活の喜びを率直に表現する、新しく起こったヨーロッパの近代美術でした。
本展は、日本とヨーロッパ、東⻄の都市文化が生んだ天才画家たちの作品を通して、大都市ならではの洗練された美意識の到達点を比較しつつ見渡そうとする、新たな試みです。当館コレクションの核となる印象派の名画と、初公開となる琳派作品を軸に、国内の寺院、美術館、博物館から代表的な作品を加えた、国宝2点、重要文化財7点を含む約100点の作品で構成されます。東西の美術を、「都市文化」というキーワードで再考する画期的な「琳派と印象派展」となります。
 
尾形光琳に私淑し、江戸琳派の創始者となった酒井抱一の墓はブログ内「築地 東京中央卸売市場跡地再開発(3)築地本願寺」にある。鈴木其一は酒井抱一の弟子であり、事実上の後継者となる。
 
ブログ内「アートを愛でる」で個人的なアート関連の興味について書いている。印象派に関して中近東・ロンドン滞在10年間、旅行で欧州各国・NYの大小美術館を楽しんできた。