葛飾北斎の娘、天才絵師・葛飾応為の生涯を書いた本が今年3月に出版されている。2014年の直木賞受賞作家・朝井まかての「眩(くらら)」という作品だ。
葛飾応偽の作品の特徴は光と闇(影)
「江戸のレンブラント」と称されるだけあって、光と闇(影)のバランスに重きを置いた作品が特徴だ。現存する作品は10点前後と非常に少ない。朝井まかての「眩」の表紙にも使われているのが、『吉原格子先之図』(太田記念美術館蔵)だ。
==>2017年9月15日配信、葛飾北斎・応為 x 朝井かまて著『眩(くらら)』x NHK

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4月23日(土)、「美の巨人たち」ではメナード美術館保有の『夜桜美人図』を特集。北斎に「美人画では敵わない」と言わしめたのも納得がいく作品だ。

応為は杉浦日向子による『百日紅』という漫画にもお栄として登場し、北斎の右腕として創作活動を続ける姿が描かれている。2015年5月、アニメ映画『百日紅~Miss HOKUSAI』として公開され、杏がお栄の役を務めた。
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光と闇(影)といえばカラヴァッジョ(1571~1610)、レンブラント(1606~1669)
5月28日(土)の「美の巨人たち」ではレンブラントの『夜警』が取り上げられていたが、そのレンブラントに多大な影響を与えたのが「カラヴァッジョ展 国立西洋美術館」で書いたバロック絵画の先駆者カラヴァッジョだ。浮世絵で類を見ない葛飾応為の絵と人物にますます興味をそそられる。
その他過去の関連ブログ
「浮世絵 基礎の基礎早見表 」:北斎・応為についての整理もある。
「すみだ北斎美術館 11月22日開館 ポジネガの行方は?」
外務省が新パスポートのデザインに葛飾北斎「富嶽三十六景」を導入
「国立西洋美術館 世界遺産へ」記念 鑑賞した世界各国美術館と作品(4)オランダ:『夜警』はアムステルダム国立美術館にある。