旧岩崎邸庭園が建築120周年を迎え、9月30日(金)~11月3日(木・祝)、記念イベントが開催される。このブログ内でも、鹿鳴館や綱町三井倶楽部を設計したジョサイア・コンドルが手掛けた建築物として何度か取り上げている。当時をより深く知るために是非とも参加したいイベントだ。
旧岩崎邸庭園 建築120周年記念イベントの主役はジョサイア・コンドル
三菱財閥岩崎家の茅町(現在の台東区池之端1丁目)本邸だった建物とその庭園を公園として整備した都立庭園。9月30日(金)~11月3日(木・祝)の会期中、記念シンポジウム(10月8日)、パネル展示(10月3日~11月3日)などが行われる。歴史や魅力を学べる良いチャンスだ。
このブログでは、「三田 綱の手引坂・日向坂(2)綱町三井倶楽部と旧簡易保険事務センター」で書いた綱の手引坂・日向坂の頂上に佇む綱町三井倶楽部と鹿鳴館(帝国ホテル隣のNBF日比谷ビル、旧大和生命ビル)の設計者として有名なイギリス人建築家ジョサイア・コンドルが旧岩崎邸も設計していることからも興味を持ち、「The CONOE <三田 綱町>vs ブリリアタワー上野池之端」ですでに取り上げていた。高輪4丁目にある旧岩崎家高輪別邸(開東閣)もジョサイアの設計だが、残念ながら公開されていない。
ジョサイア・コンドル(Josiah Conder)、1852~1920
上記添付の記念イベントHPを見ると、10月8(土)のシンポジウム(会場は上野チクセンター、台東区池之端1-1-12)では、「日本近代建築とジョサイア・コンドル」、「岩崎家とジョサイア・コンドル」となっており、ジョサイアが主役となっている。
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東京人 no.118 1997年7月号【雑誌】 特集:コンドルさんの謎 ニコライ堂、鹿鳴館の建築家 中古価格 |
綱町三井倶楽部
大正2年(1913年)12月、イギリス人建築家ジョサイア・コンドルの設計により完成。戦後の昭和20年(1945年)には米軍により「米軍将校クラブ」として使用され、昭和28年(1953年)の返還後は復旧整備を施し三井グループ企業による会員制倶楽部として再生し今日に至っている。江戸時代は島津淡路守の上屋敷。シンボルツリーの大銀杏が壮観。