「本の森ちゅうおう」とさらなる八丁堀駅周辺活性化


2022年12月4日、八丁堀駅近くに本の森ちゅうおうが会館する予定だ。中央区は京橋図書館などを移転させ、さらなる八丁堀駅周辺活性化につながり、八重洲通りを中心に八重洲大規模再開発とのつながりも自然と強化されることになる。

本の森ちゅうおう開館へ

ブログ内「八重洲・日本橋・茅場町周辺再開発タイムスケジュール」では主に2021年から2029年、さらにはその先に竣工予定の再開発をリストアップしているが、同じ中央区内のブログ内「築地中央卸売市場跡地再開発x築地エリアの変貌」にも非常に興味を持ってフォローしている。
 
その結果たどりついたブログ内「東京都中央区新川の変貌 with 八重洲・日本橋・茅場町周辺再開発x銀座・築地周辺再開発」でも取り上げた「本の森ちゅうおう」は現在の京橋図書館と区郷土天文館「タイムドーム明石」(明石町)の郷土史部門を移転し、多目的ホールやカフェも設ける。運営は、指定管理者に選んだ民間企業に五年程度の契約で任せる方針とのこと。
 
東京駅周辺では2022年9月17日、ブログ内東京ミッドタウン八重洲<==重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業 三井不動産の暫定開業に伴い、バスターミナル東京八重洲の一部も開業し、これまでの丸の内口中心の大規模再開発から八重洲口中心へと大変革を迎えている。
 
 
新大橋通りを挟んで、左側が(仮称)本の森ちゅうおう、右側が桜川公園。
左側が桜川第一ポンプ場で、右側が本の森ちゅうおう(仮称)建設地の裏側。
京橋図書館。中央区役所と建物としては同じで反対側を使用。
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八丁堀駅周辺活性化の役割

新図書館は新富1丁目の東京都労働スクウェアの跡地に建設され、八丁堀駅が最寄りとなる。新大橋通りを挟んだ桜川公園に隣接する桜川敬老館等複合施設など周辺の建て替えと共に、八丁堀駅周辺全体のさらなる活性化を担っている。
#ブログ内「八重洲・日本橋・茅場町周辺再開発x橋(2)地名として残る橋」では桜川についても整理している。
 
桜川公園
左側が桜川公園も隣接する、建設中の桜川敬老館。
八丁堀駅周辺では鍛冶橋通りと鈴らん通りとの交差点角にある京華スクウェアの行方も注目されている。中央区本庁舎の移転・整備計画が持ち上がっており、同じ場所で建て替えるかどこかに移転するか議論されている。その移転先候補の1つが京華スクウェアの敷地だ。
 
京華スクエアの出入口近くには添付写真のように、ブログ内「八重洲・日本橋・茅場町周辺再開発x江戸時代x北町奉行所x南町奉行所x与力・同心」で取り上げた「八丁堀与力・同心組屋敷」の説明板が立ててあり、数々の時代小説・時代劇を生んだ八丁堀史の一端を確認できる。
 
与力・同心が住んでいたのはブログ内「八重洲・日本橋・茅場町周辺再開発x橋(2)地名として残る橋」でも取り上げた楓川、桜川(八丁堀)、亀島川、日本橋川に囲まれた場所だ。
 
 
京華スクウェア。
 

ブログ内「 八重洲・日本橋・茅場町周辺再開発x東京高速道路(kk線)廃止・緑地化構想x築地アメニティ整備構想」で取り上げた築地アメニティ整備構想は現在の中央区役所に隣接している。
 
中央区役所。建物的には京橋図書館と同じで反対側にある。