中央区新川x霊岸島xメタバース


中央区新川で「メタバース霊岸島」構想という江戸湊・舟運・川を表舞台にしたまちづくりの動きが出ている。最終的にリアルなまちづくり発展に結びついたらと切に願うしだいだ。

中央区新川x霊岸島

ブログ内「八重洲・日本橋・茅場町周辺再開発タイムスケジュール」では主に2021年から2029年、さらにはその先に竣工予定の再開発をリストアップしているが、同じ中央区内のブログ内「築地中央卸売市場跡地再開発x築地エリアの変貌」にも非常に興味を持ってフォローしている。
 
その結果たどりついたのがブログ内「東京都中央区新川の変貌 with 八重洲・日本橋・茅場町周辺再開発x銀座・築地周辺再開発」で、様々なアングルから新川の居住地としてポテンシャル・価値向上の可能性に言及し、日々フォローし続けている。
 
まず霊岸島については「かつて霊岸島は、江戸湊・舟運・日本酒のまちであった | 有限会社エクセイト研究所 (exceate.site)」に詳しいが、以下に抜粋した地図にあるように江戸時代に隅田川・日本橋川・亀島川に囲まれた島についた地名であった。ほぼ現在の中央区新川にあたるエリアとなり、霊岸島にかつて流れていた新川がその由来となっている。
 
詳細は後述するが、「メタバース霊岸島」構想とは中央区新川で江戸湊・舟運・川を表舞台にしたリアルなまちづくりにつなげるための手段とされている。
 
 
 
 
 
 

メタバース霊岸島構想とは

」によると以下が概要となっている。
 
  • 現状の街並み
  • 川が街の表舞台となる姿
  • 和船が行きかう川
  • 江戸時代の街並みの一部

を再現し、川中心の街づくりを進めるために制作したバーチャル空間で

街並みを再現するにとどまらず、アバターを用いて

  • 街並み、水辺遊歩道をウォーキング
  • 猪牙舟(ちょきぶね)に乗り、隅田川・日本橋川・亀島川を回遊
  • 水辺コンサート・展示会・講演会
  • 出店での買い物:浮世絵・水辺絵画など(バーチャル・アイテム)

を楽しむことができ、商業活動も営むことができる予定です!

」(活動報告01~03は記事内にあり)によると驚くべきことに、渋谷(2020年5月、渋谷区「バーチャル渋谷」)など大都市でないにも関わらずすでに予算作り含めた事業化に向けての会議が開催され、着実に進展していることだ。管理主体は主に都市河川の表舞台化を目的に設立された「環境総合整備機構」となっている。
 
現段階では予算上、メタバース制作範囲は以下の地図となっており、有力スポンサーと思われる内田洋行の本社ビルと第2オフィス(UCHIDA – Google マップ)を中心とした亀島川に沿ったエリアのみとなっている。他にどのような企業もしくは飲食店がスポンサーとなっているのも興味深い。
 
中心に見える八重洲通りとPMO八丁堀新川ビルの間にある「ブリリアザ・タワー東京八重洲アベニュー」という30階建てのタワマンがぎりぎり入っているのはロケーション的にも、外観的にも新川のシンボリックな建物であることもあり喜ばしいことである。ただし、予算がつき次第制作エリアが拡大されているくとのことなので最終的には新川全体にまでなるのが望ましい。
 
 
 
 
 

中央区新川におけるリアルの活動

2022年7月、「亀島みずべまつり | 水都東京・未来会議 (suitomirai.com)」が開催された。水都東京・未来会議の開催だが、「委員 | 水都東京・未来会議 (suitomirai.com)」の中の議長である畔柳昭雄氏の生徒による「東京都中央区亀島川の親水整備の提案(DETAILED RESEARCH | 親水工学研究室@公式サイト (shinsuikougaku.wixsite.com))を読んでいると、メダバース構想を経由してこのようなまちづくりに発展したらと期待したくなるような内容だ。
 
上記のほとんどを作成された有限会社エクセイト研究所の平野直樹氏も委員として名を連ねている。さらに以下の記事を読むと新川周辺の詳細がよりわかると同時に、亀島川周辺の水辺遊歩道がリアルにもたされるなど、水辺が有効活用されていけばと切に願いたくなる。