八重洲・日本橋・茅場町周辺再開発を整理しているうち、中央区の実施している小学校特認校制度という学校選択制を知った。現在5校がその対象となっており、抽選となるが学区外からも申し込みできる。
中央区X小学校特認校制度
ブログ内「八重洲~日本橋・茅場町周辺再開発タイムスケジュール」では主に2021年から2027年、さらにはその先に竣工予定の再開発をリストアップしている。各再開発を整理しながら、中央区が小学校特認制度という学校選択制を実施していることを知った。
添付HPによると、中央区では、通学区域により住所に基づいて就学校を指定しているが、この通学区域を前提としながらも、施設に余裕のある学校を「特認校」として指定し、その特認校には通学区域に関係なく、希望により就学できるという特認校制度がある。
中央区の臨海部の人口が増え、学校の環境が厳しくなったことにより2009年度からスタートしている。
既に令和3年度(2021年度)入学申し込み(5校対象)は締め切られ、結果は以下のようになっている。城東小学校が最高倍率で13.7倍となっている。
当選予定数:申込者数(速報値)
城東→12:164
泰明→12:50
京橋築地→4:22
常盤→37:111
阪本→8:70
城東→12:164
泰明→12:50
京橋築地→4:22
常盤→37:111
阪本→8:70
八重洲・日本橋・茅場町周辺再開発x令和3年度(2021年度) 特認校
各特認校の住所・電話番号などの詳細は添付HPに譲るが、5校は以下の通り。
- 城東小学校
ブログ内「八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業 三井不動産」(2022年竣工予定)で取り上げたように、45階建て、高さ240メートルのビルの低層部(1階~4階)に入る。従来同じ敷地にあり、再開発竣工後に戻ってくる。2014年度から中央区の「理数教育パイロット校」として指定されている。現在、阪本小学校に仮移転している。
このビルの1階~4階に入る。 - 阪本小学校
ブログ内「八重洲・日本橋・茅場町周辺再開発x橋(2)地名として残る橋」で取り上げた既に埋め立てられている楓川(現在首都高が上部を走る)沿いと平成通りの間に立つ。ちょうど千代田橋付近と新馬橋付近の間にある。現在改築中で、永代通り方面に向けて坂本町公園と中央警察署が立ち並んでいる。東京証券取引所などが近く、金融教育やICT・プログラミング教育に力を入れている。
- 常盤小学校
ブログ内「八重洲・日本橋・茅場町周辺再開発x橋(1)川に架かる橋」で取り上げた新常盤橋を千代田区側から中央区日本橋本石町側へ渡ると左側に見えてくる。国際教育パイロット校として、英語の授業にも力を入れている。ブログ「八重洲・日本橋・茅場町周辺再開発x日本橋の首都高地下化工事スタート」(地下化計画が2035年で現在の首都高撤廃が2040年)の地下化はこのあたりからとなる。
新常盤橋を渡り、右手にはブログ内「TOKYO TORCH Torch Tower トーチタワー 三菱地所」などで取り上げた日本銀行本館がある。

- 京橋築地小学校
ブログ内「八重洲・日本橋・茅場町周辺再開発x江戸時代x浮世絵」で取り上げた築地本願寺の新大橋通りを挟んで向かいにある。2003年にはサッカーイングランド代表主将のデービッド・ベッカム選手が訪問し大騒ぎとなった。
- 泰明小学校
ブログ内「八重洲・日本橋・茅場町周辺再開発x東京高速道路(kk線)廃止・緑地化構想x築地アメニティ整備構想」で取り上げた東京高速道路(kk線)の東京方面に向かって右側沿いに立つ。数寄屋橋公園に隣接し、東急プラザの裏になる。
2018年に「アルマーニ標準服」の導入で物議を醸したのも記憶に新しい。近くにある帝国ホテルや商業施設との交流、画廊巡りなどが特長となっている。

