4月10日(日)、Bunkamuraでボストン美術館所蔵 俺たちの国芳 わたしの国貞を鑑賞。写真の無かった江戸時代、現代のマルベル堂の世界だ。 構図・色使いが斬新で、歴史・当時の文化・ジャポニズムも同時に学べ、興味が尽きることはない。とりあえず「浮世絵 基礎の基礎早見表」を作ってみた。 
4月22日、「ぶるぶら美術・博物館」でも特集されていたが、当初は兄弟子の国貞のほうが圧倒的な人気で、国芳は遅咲きだったようだ。
- 歌川国芳(1797~1861)
江戸時代末期を代表する浮世絵師の1人だが、無類の猫好きとしても有名。今回の作品は大成功を収めた武者絵が中心。添付3点は今回の展覧会より。『物怪退治英雄譚』 『猫名の由来』(歌川国芳) 『讃岐院眷属をして為朝をすくふ図』
後に、赤穂浪士の大石内蔵助(cf:「高輪 山手線新駅・品川駅再開発(6)泉岳寺と赤穂浪士」)は写実的に描いたが受け入れられなかった。
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一方、国芳の兄弟子であるは美人画、役者絵で一世を風靡し、三代目歌川豊国となった。
今回の展覧会では吉原の高級遊女5人を描いた『藍摺絵』も鑑賞できる。晩年には歌川広重との合作のシリーズものもみられる。▶歌川国貞 これぞ江戸の粋 (Tobi selection)
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- ゴッホやモネ
国芳と同年に生まれた歌川広重(1797~1858)が最大の影響があり、風景画を好むゴッホは浮世絵の3点模写し、内2点が広重の作品。『タンギー爺さん』の中の背景の中には国貞の『三世岩井粂三郎の三浦屋高尾』も描かれている。「原安三郎コレクション広重 ビビッド」にも行ってみた。『タンギー爺さん』 『三世岩井粂三郎の三浦屋高尾』