2020年末から2021年にかけ、フランスのaxa investment managers(アクサ・インベストメント・マネージャーズ)が中央区の新川や佃で賃貸マンションを買収した。東京駅八重洲口から八重洲通りをまっすぐ進んだエリアがターゲットだ。
中央区新川と佃の賃貸マンションx八重洲・日本橋・茅場町周辺再開発
ブログ内「八重洲・日本橋・茅場町周辺再開発タイムスケジュール」では主に2021年から2029年、さらにはその先に竣工予定の再開発をリストアップしており、同じ中央区内のブログ内「築地中央卸売市場跡地再開発x築地エリアの変貌」にも非常に興味を持ってフォローしている。
詳細は省くが、仏のアクサ・インベストメント・マネージャーズが去年から今年にかけて購入している賃貸マンションは中央区の新川と佃にある。前者は1995年竣工のリバーシティ21新川(35階建て505戸)で八重洲通り沿い左側の中央大橋手前にあり隅田川沿いでもある。後者は1991年竣工のリバーシティ21イーストタワーズで中央大橋を渡った左側にある37階建ての高層棟と3つの集合住宅などで構成されている。
大変興味深いのは著名なグローバル企業であるアクサ・インベストメント・マネージャーズがこのエリアに着目し、かなり古い賃貸マンションにも関わらず購入してきた点だ。
新川(1丁目、2丁目で構成)はブログ内「八重洲・日本橋・茅場町周辺再開発 x主要道路 x新川から隅田川へ」で取り上げたように八重洲・日本橋・茅場町周辺の再開発エリアから、1)中央の八重洲通り、2)その日本橋側にある永代通り、3)銀座側にある鍜治橋通りという主要道路が全て通る街で、が八重洲通りを歩いて新川までは徒歩10数分~20分で着く距離にある。
さらに、八重洲通りを進み、中央大橋で隅田川を渡ると佃に至り正面から見た左側に購入した賃貸マンション群がある。正面のシンボル的マンションであるセンチュリーパークタワーや八重洲通り右側のマンション群はその対象ではなく分譲マンションである。
あらためて、八重洲・日本橋・茅場町周辺の再開発のスケールの大きさと京橋、八丁堀、新川、佃に至る今後の変貌への影響を感じると同時に、アクサが購入した賃貸マンションをどのように扱っていくかも注目される。

新川x銀座・築地プロムナード構想
中央区新川は「ブログ内 銀座・築地プロムナード構想=「東京高速道路(KK線)再生方針」x「築地川アメニティ構想」ともつながりつつある。
下記の地図にあるように、ブログ内「八重洲・日本橋・茅場町周辺再開発 x主要道路 x新川から隅田川へ」で八重洲通り、永代通りと共に取り上げた鍛冶橋通りの南側にそって、KK線の京橋結節点から亀島川(隅田川につながる)に至るエリアが「みどりのプロムナード連続化(検討が必要なエリア)」として示されている。
このエリアはブログ内「本の森ちゅうおう(仮称)とさらなる八丁堀駅周辺活性化」で取り上げた桜川第一ポンプ場、「本の森ちゅうおう(仮称、2022年8月竣工予定、京橋図書館が移転)」や八丁堀駅のある新大橋通りを挟んで対面にある桜川公園、桜川敬老館(2021年竣工)、女性センター、桜川第2ポンプ場を経て亀島川に至る。
鍛冶橋通りを進み高橋で亀島川を渡ると新川に至る(既述しつように八重洲通りと永代通りから新川につながる)。