自民党の党・政治制度改革実行本部(本部長・高村正彦副総裁)は10月19日、役員会を開き、党則で「連続2期6年まで」と定めた総裁任期の延長について詰めの協議を行った。意見が分かれ、最終案の取りまとめを一任された高村氏は「連続3期9年」を軸に意見集約を図る方向と報じられている。
自民総裁任期「3期9年」軸に、高村氏に一任
添付読売オンライン記事にあるように、最終案は、月内に開く全所属議員対象の全体会合に示される。高村氏は両論併記とすることも含めて検討するが、「政権の長期化に一定の歯止めは必要だ」との意見に理解を示している。党執行部は年内に意見を集約し、来年3月の党大会で党則を改正したい考えだ。
朝日新聞デジタルによると、総裁任期延長は、今年8月の党役員人事で就任した二階俊博幹事長が主導。安倍首相の任期を2年近く残す段階でさらなる長期政権に道を開くことになるため、「ポスト安倍」をめざす石破茂・前地方創生相が異論を唱えたほか、岸田文雄外相も不快感を示したが、反対論は党内全体には広がらず、むしろ容認する空気が大勢を占めた。
このブログ内には、「明治維新150周年前後」、「2020年東京オリンピック・パラリンピック」というカテゴリーを設け、様々な角度からフォローし始めているが、安倍首相が現在のポジションで迎える可能性も少なくともテクニカル上が出てきたようだ。
「2018年NHK大河ドラマ『西郷隆盛』(題名は?)で堤真一が主演内定!?、勝海舟はどなたに?」で取り上げたNewポストセブンが同様の記事を配信(2016年8月31日)によると、安倍首相は「明治維新から50年(1918年)の総理大臣は山口県出身の寺内正毅、100年後(1968年)は佐藤栄作だった。150年後も山口県出身(本籍地・選挙区が山口県で東京生まれ)の安倍晋三となるよう、なんとか頑張りたい」と語り、維新150年への思い入れは人一倍強いとのことだ。大河ドラマが西郷隆盛に決まれば、薩長土肥が連携しての観光振興にさらに弾みが付くのは間違いない」(山口県の観光業界関係者)のような見方もあり興味深い。勿論、県法改正についての思惑は必ずついてまわる。
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以下含めて、「明治維新150周年の2018年 政府が記念事業を検討、個人的にはスタートしてる」の中で網羅している。
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2016年の150周年事象とイベント
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2017年の150周年事象とイベント
#大政奉還、パリ万博、カナダ建国、横浜馬車道など年末に随時アップデートする。
2018年の150周年事象とイベント
- 明治維新
2019年の150周年事象とイベント