浮世絵 太田記念美術館 「歌川広重 東海道五十三次と冨士三十六景」


浮世絵は以前より漠然と好きだったが、勉強し始めたのは最近で、太田記念美術館にも初めて行った。今回の企画展は「歌川広重 東海道五十三次と冨士三十六景」だ。

歌川広重 東海道五十三次(保永堂版)と冨士三十六景

先日、「原安三郎コレクション広重 ビビッド サントリー美術館」で歌川広重(1797~1858)の代表作「名所江戸百景」、「六十余州名所図会」の全て(「東海道五十三次」は一部のみ)を観たばかりで、今回は太田記念美術館で両者と並ぶ代表作「東海道五十三次」(55枚全て添付されている)も鑑賞する機会を持てた。

今回観た「東海道五十三次」保永堂版は、広重の作品のうちで最もよく知られたもので、もっともよく売れた浮世絵木版画とのこと。一方、「冨士三十六景」(36枚全て添付されている)は最晩年の作で、葛飾北斎(1760~1849)の「富嶽三十六景」を意識した作品である。

多分に素人の感覚だと思うが、「原安三郎コレクション広重 ビビッド サントリー美術館」で鑑賞した絵が、あまりにも色彩の美しさが際立っていたので、今回の作品は一つ一つの絵の意味合いの面白さは別として、色あせて見えてしまった。前者は貴重な「初摺り」のなかでも特に早い時期のもので国内に数セットしか存在せず、版木の線が摩滅せずシャープであると説明されていた。

先日ブログでも書いた、葛飾応為の『吉原格子先之図』も太田記念美術館が所蔵しているので、公開時には必ず鑑賞したい。以下、「東海道五十三次」の最初の『日本橋』と最後の『三条大橋』だ。

『日本橋』東海道五十三次
『日本橋』東海道五十三次
『三条大橋』東海道五十三次
『三条大橋』東海道五十三次

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