『上野清水堂不忍ノ池』(名所江戸百景、歌川広重) 「月の松」は4年前に復元


本日、上野の森美術館で「ブータン展」を鑑賞した帰りに、京都の清水寺を模倣して建てられた清水観音堂に行った。まさに、歌川広重の『上野清水堂不忍ノ池』(名所江戸百景)の「月の松」がそこにあった。

東叡山 寛永寺 清水観音堂と比叡山延暦寺との関係

1631年、東叡山寛永寺の開山、慈眼大師天海大僧正により建立された。私も2014年に参拝した比叡山延暦寺が、京都御所の鬼門を守護すると伝えられている事に倣い、天海大僧正は1625年、江戸城の鬼門を守護するため、寛永寺を創建。そして比叡山になぞらえて上野の山を東叡山と称して数多くの堂舎を建立し、そのひとつとして清水観音堂は京都清水寺に倣って建立された。

清水観音堂
清水観音堂。「月の松」が中央に。

『上野清水堂不忍ノ池』(名所江戸百景、歌川広重)

このブログで何度も取り上げている歌川広重(1797~1858)「名所江戸百景」にある。先月、「原安三郎コレクション広重 ビビッド サントリー美術館」で鑑賞したばかりだ。添付の台東区ガイドブックによると、「月の松は、明治初期の台風により被害を受けて永らく失われていましたが、浮世絵にも描かれていた江戸の風景を復活させるため、平成24年(2012)12月に復元されました。」とある。

広重は『上野 東叡山 全図』(東都名所)という絵も描いている。

『上野清水堂不忍ノ池』(名所江戸百景、歌川広重)
『上野清水堂不忍ノ池』(名所江戸百景、歌川広重)。中央左に見える枝の曲がった松が「月の松」だ。
月の松
清水観音堂から「月の松」を撮影。森の先に不忍の池がある。

 

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