築地 東京中央卸売市場跡地再開発(1)概要


築地は1丁目~7丁目まであり、江戸時代に埋め立てられた。東京中央卸売市場の北側にある新大橋通りと銀座に通ずる晴海通りの交差する築地4丁目交差点が賑わいの中心。銀座、汐留、八丁堀、勝どき(隅田川を超えて)に囲まれている。 

築地本願寺と聖路加ガーデン
築地本願寺と聖路加ガーデン


築地のマンション日比谷線築地駅より徒歩5分)

1999年12月から約10年間保有したと、「三田 綱の手引坂・日向坂(7)マンション資産価値に対する中長期プロジェクトの効用」で書いた。その直接の購入動機の1つは既にメディアで様々な憶測が流れていた豊洲再開発で、2000年、「豊洲地区まちづくり計画」が正式に策定された。銀座三越ライオンまで徒歩15分(築地本願寺と隅田川の間にあった自宅マンションから)、築地市場の存在という既存価値がある中、築地の不動産価値は低過ぎると判断。そのうえ、豊洲での人口急増が豊洲の価値上昇自体や築地の存在価値への気づきを促すと思った。

東京中央卸売市場跡地再開発

その後の豊洲の発展は自明だが、IHI、三井不動産なしに豊洲再開発は語れない。 銀座・築地は頻繁に訪れるが、1935年、設立された東京都中央卸売市場(東京ドーム約5個分)が、2016年11月7日、豊洲に移転することもあり、1)跡地利用計画、2)築地場外市場の行方、3)周辺のインフラ等、新たな変化の可能性を既存価値の整理とともにフォローしたい。  

以下が、(1)~(10)リスト。