「トランプ氏 北方領土でカジノ構想!!」(羽鳥モーニングショー) vs 統合型リゾート(IR)推進法案(カジノ法案)


2016年11月15日(火)時点で、統合型リゾート(IR)推進法案(カジノ法案)の審議入りは実現していない。公明党が審議入り容認方向を示したと思ったら、民進党が拒否した。テレビ朝日「羽鳥モーニングショー」が今年5月10日の国会会議録から(恐らく)「トランプ氏 北方領土でカジノ構想!!」を引っ張り出してきた。

テレビ朝日「羽鳥モーニングショーー」が「トランプ氏 北方領土でカジノ構想!!日ロ問題仲介役に?」を取り上げる(2016年11月15日放映)

「トランプ氏 北方領土でカジノ構想!!」について調べてみると、国会会議録検索システムから、2016年5月10日に開催された参議院の外交防衛委員会でのおおさか維新の会の浜田和幸議員の発言(現在の日本維新の会、前参議院議員)が出てきた(岸田外相の回答は現時点で意味のある内容はなく割愛)。以下にも添付。トランプ、カジノにリンクが同じリンクが張り付いており取れないのでスルー願います。番組内容はほぼ以下の内容に沿っていた。

番組によると、浜田氏による10年前のトランプ氏来日は、自らが販売するハワイの不動産を日本人が多く購入したので、そのお礼のためだったとのこと。1990年、26年前の来日時の記事はこちらで。

12月15日のプーチンロシア大統領訪日を前に、トランプ次期米大統領、北方領土、国内カジノ問題と複雑な絡みあいとなってきた。

浜田和幸君 是非注視をしていただくと同時に、もうある意味では二人に絞られてきているわけですよね、共和党であればトランプ、民主党であればヒラリー・クリントン氏。だから、フィフティー・フィフティーでこのトランプ氏がアメリカの大統領になる可能性も日々日々高くなっていると思うんで、そのトランプ候補が日本との関係でどのような発言をされて、その背景にどのような考えや過去の日本との経験があるかということはやっぱり十分情報収集をされた上で、効果的なアメリカに対する働きかけを今から準備をされておくことが必要だと思います。
 それで、ちょうど今から十年ほど前にトランプ氏が日本に来られたときの発言、覚えておられるかどうか分かりませんが、そのときトランプ氏は、自分はアメリカで不動産王としてリゾート開発やカジノの経営で大成功を収めた、そういう経験を踏まえて、北方四島にアメリカがロシアと協力をしてカジノリゾートをつくりたい、そのことによって北方四島の経済的な安定を図ることによって、領土問題が膠着状態であるけれども、そういう観光とかそういう産業を育成することで日本にとってもロシアにとってもウイン・ウインの関係がもたらせるんではないか、その言ってみれば仲介役をトランプ氏が自分でやりたいけれどもどうかという日本に対する売り込みがあったんですが、そのことを今改めて思い起こしていただいて、そういう可能性が今後あり得るものかどうか、お考えをお聞かせください。

ブログ内トランプ関連

カジノ誘致側のメッセージ

松井一郎大阪府知事、北海道の辻泰弘副知事、長崎県の里見晋副知事なども誘致に対する熱い思いを述べた。私が興味を持ったのは、松井大阪府知事による、「日本の大型MICE施設はパシフィコ横浜くらいしかないため、海外に比べてMICE施設が見劣りする」とのコメントだ。
 
豊洲市場をカジノへという声に大きな違和感 IR(統合型リゾート)としても相応しくないのでは」の中で、「将来、もし実現された場合、沖縄や大阪など、どこからスタートするかは不明だが、やはり東京周辺には必要になってくるだろう。その際は、パシフィコ横浜に隣接する新たなMICE施設の中が現実的かなと思っていたが、ヨコハマ経済新聞の記事によると、もう計画は出来上がってしまっているようだ。」と書いたが、スペースを全部使い切っておらず、誘致する余地があるのだろうか。
 

6月の「京急、横浜カジノ計画に暗雲!ドル箱・羽田線にJRの脅威、三浦半島開発も頓挫で巨額損」という記事の中にある「IRの候補地には、全国で20カ所以上が名乗りを上げている。この中で政府が有力だと考えているのは、横浜と大阪である。横浜市は、再開発計画が進む山下埠頭、大阪市は、大阪湾の人工島・夢洲(ゆめしま)が本命視されている。」とのコメントも興味深い。

ハイアット x ケン・コーポレーションで「ハイアットリージェンシー横浜」2019年開業!、11月8日添付。中区山下町地区では初のインターナショナルホテル進出

カジノ経験とカジノ関連企業への取材

自分自身、大人の社交場としてのカジノを6年住んだロンドンや、多くの旅行先(ドイツ・バーデンバーデン、モナコ、エジプト・カイロ、イタリア・リド島など数えきれない)で楽しんできた(例:貴重!「日本 モナコ友好10周年記念 グレース・ケリー展」が松屋銀座で開催される)。特にロンドンでは友人や同僚が来た際は、観光地のひとつとして案内したものだ。有名人が来るような豪華なカジノから、気軽に行けるようなカジノまでバラエティに富んでいた。

カジノを含めたIR(統合型リゾート)推進に関しては、場所・規制など諸ルールなどを適切にすれば(これが難しいので、何度もとん挫している)、インバウンド対策として有効だと思う。私もカジノ関連会社であるセガサミーホールディングユニバーサルエンターテインメントHISフジテレビ京急なども2000年代半ばから取材し、カジノについても必ず質問していた。皆さん、それぞれの準備をしつつも、とにかく国会で法律ができて初めて出発点に立ち、そこから運営スタートまで、少なくとも5~6年はかかるというものだった。

ブログ内カジノ関連