葛飾北斎 「世界ふしぎ発見!」に「いま世界が注目!北斎の西洋画に驚きの新説!」で登場!


2016年11月5日(土)、葛飾北斎がTBS「世界ふしぎ発見!」に登場する。「日本xオランダ 出島に秘められた400年の物語」の中で、「いま世界が注目!北斎の西洋画に驚きの新説!」について放映される。すみだ北斎美術館の11月22日(月)開館を前に、いよいよ北斎が熱くなってきた。

TBS「世界ふしぎ発見!」で「日本xオランダ 出島に秘められた400年の物語」(2016年11月5日放映)

「いま世界が注目!北斎の西洋画に驚きの新説!」については、先日、「貴重!オランダで葛飾北斎の肉筆画判明 すみだ北斎美術館開館を11月22日に控え良い宣伝!」で取り上げたが、番組で背景となる歴史含めてより学べると思うと楽しみだ。

葛飾北斎の新たな絵画か オランダの博物館が所蔵によると、日本に西洋医学を伝えたシーボルト(1796~1866)が持ち帰りオランダのライデン国立民族博物館が所蔵していた6枚の絵画が、葛飾北斎(1760~1849)が西洋の技法を使って描いたものである可能性が高いことが分かり、北斎を研究するうえで貴重な資料として注目されている。シーボルトの子孫が所蔵していた目録と照らし合わせたところ、「北斎が我々のスタイルで描いたもの」という記述が見つかり、北斎の作品である可能性が高いことがわかった。

==>番組概要

-主要テーマは日本xオランダによる1810年代の出島復元計画が2000年の第1次終了(5棟建設)に引き続き、2016年10月の第2次終了(6棟目建設)により完了した。北斎の絵を発見したライデン国立民族博物館のシニア研究員のマティ・フォラー氏や、シーボルトの子孫の方も完成式に出席。
-当時、オランダの国旗が掲げられていたのは出島だけで、本国は英仏に占領されていたた。
-当時の人の思いを汲んで、江戸時代の工法を用いて復元したことに意義がある。壁紙に使った唐紙や家の中の備品含めた細部に至るまで資料に基づいて集めた。
-当時の出島の様子は、シーボルトのお抱え絵師として活躍した川原慶賀によって描かれている。番組でも多くの絵が紹介されていた。
-オランダから伝わった砂糖で作ったカステラ(当時の製法で作れるのは松翁軒だけ。坂本龍馬も食べたと思われる。)、長崎くんち商館長カピタンの部屋など出島観光案内用の紹介も。
-出島の前にオランダの貿易拠点だった平戸の紹介。平戸藩主が作らせた百菓の図が残っており、最近ではオランダとコラボし、東西百菓の図も作られている。当時の砂糖は高価で手に入れにくく、砂糖を運ぶ者がわざと地面に落として、使えないものにし、拾って持ち帰ることが多く、オランダ人が問題視していた。
-オランダ最古の大学、ライデン大学が1855年世界初の日本語学科を設立した大学として登場。現在、日本語学科には300人の学生がおり、番組では「雷電」という文字の入ったはっぴを着た「雷電よさこい」チームの学生が踊っていた。先輩が留学した時習い、ライデンに戻りチームを作った。
-シーボルト(1796~1866)が持ち帰った物であふれるシーボルトハウスの紹介。上記の北斎の絵6枚についての話はここで出てきた。中身的には既に報道された内容通り。1823年医師として来日したシーボルトが1826年に江戸に出た際、北斎が彼のために描いたとのこと。初めて西洋技法を取りいれ、「日本橋」、「品川宿」、「隅田川の鐘ヶ淵」など風景画を描いた。遠近法も一部取り入れられた。
-オランダの上流階級の家で黒い漆器が人気で使われていたが、その影響でピアノがそれまでの茶色(ルノアールの絵などでも出てくる)から、ラッカーで黒く塗られるようになった。

ブログ内長崎関連

最近のオランダ発の情報

 

すみだ北斎美術館開館(2016年11月22日)x両国駅リニューアル

すみだ北斎美術館開館に関しては、ブログ内でも「すみだ北斎美術館 11月22日開館 ポジネガの行方は?」からスタートし様々な形で取り上げてきた。

北斎で盛り上がる墨田区では、両国駅が、「両国駅 JR東日本が複合飲食施設「-両国-江戸NOREN」を11月下旬オープン」で取り上げたように北斎美術館とともにおもてなしに備える。館内には、「味」「素旧駅舎リニューアル後の材」「料理人」のこだわりが堪能できる寿司屋や天ぷら屋、そば屋といった12の和食店舗が出店。また、江戸にまつわるイベントや催事も多数開催される予定。2020年東京オリンピック・パラリンピックでは両国国技館がボクシング競技の開場に予定されている。

すみだ北斎美術館がオープンする亀沢2丁目だが、清澄通りの反対側にある江戸東京博物館両国国技館((墨田区横網1丁目)は既にインバウンド人気もあり、海外での浮世人気も手伝って一層両国が注目されるのは間違いない。忠臣蔵関連としても、「回向院と猫塚」で書いたが、吉良上野介屋敷跡(本所松坂町公園)回向院がある。

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テレビ・雑誌などメディアも盛り上がってきた

今回の「世界ふしぎ発見!」同様、「必見!11月22日オープン直前「すみだ北斎美術館」がNHK「発掘!お宝ガレリア」に登場 with モネ「水連」!」では、NHKがすみだ北斎美術館の開館前に潜入して、北斎の代表作「富嶽三十六景」『山下白雨』、『神奈川沖浪裏』(冒頭に写真添付)と並ぶ「三役」のひとつ、『凱風快晴』を使って浮世絵の魅力をアピールしていた。

11月1日発売の雑誌「和楽」では、「葛飾北斎 雑誌「和楽」の12月・1月予告号は北斎の永久保存版特集だ(11月1日発売)」と特集されており「2020年まで続く、この世界的大ブーム、北斎展がこんなに予定されていたなんて!」と盛り上げている。11月2日発売の雑誌「東京人」でも「北斎のことならどのアングルからでもかかって来い」と言ってるような半端でないパッションで、大特集(目次リストがすごい)している。

 
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葛飾北斎は「Qさま!! 芸術の秋SPで「世界のすごい芸術家」登場も日本の芸術家をもっと取り上げる番組はないのか?」で美術系大学に通う学生たちが選んだ「スゴイ芸術家ベスト30」が発表されたが17位にランクイン(浮世絵師では他に歌川国芳が27位)。

ブログ内葛飾北斎関連

世界に誇る日本人芸術家の作品を結集したシンボリックな美術館を東京に創設できないか

添付記事の中で、「訪日外国人のための、日本のシンボリックな美術館は日本が世界に誇れる芸術家の作品で埋め尽くしていただきたい。素人が考えるほど簡単なことではないと思うが、どなたかの強力なリーダーシップのもと、国立博物館でも宮内庁でも総力を結集できないものだろうか。」と書いた。上記の北斎に関しての各ブログ記事はこの中にも整理されている。