千葉市がQVCマリンフィールド命名権スポンサー新規募集までの経緯とロッテお家騒動整理


10月6日、千葉市はプロ野球千葉ロッテマリーンズの本拠地、QVCマリーンフィールドの新規の命名権の取得希望者を募ると発表。QVCジャパンが千葉市と球団に計3.3億円の違約金を支払ってまで、12月1日付で契約を途中解約する(日経朝刊)。新たなスポンサー探しが始まっている。

QVCマリーンフィールド(千葉マリンスタジアム)命名権新規募集までの経緯

命名権募集要綱詳細は添付HP(千葉市)に譲るが、以下がここまでの経緯と新規募集日程だ。契約期間は5年以上、ネーミングライツ料は年間2億5千万円(消費税及び地方消費税別)以上。

  • 2011年年3月から2020年11月末まで、QVCジャパン千葉市プロ野球千葉ロッテマリーンズに計2億7500万円を毎年支払う契約で命名権を獲得し、千葉マリンスタジアムは「QVCマリンフィールド」の愛称で呼ばれてきた。
  • 2016年5月18日、QVCジャパンは代表権のある社長に内田康幸取締役(1984年三井物産入社、2012年から取締役)が内定したと発表。7月1日付で就任する。佐々木迅社長は同日付で相談役に就任。引き続き経営に携わる。
  • 6月、QVCジャパンが「知名度の向上など一定の成果を得た」として千葉市プロ野球千葉ロッテマリーンズに契約解除の申し入れた。
  • 7月1日、上記内田社長就任。
  • 7月21日、千葉市は千葉ロッテマリーンズの本拠地千葉マリンスタジアムの命名権を得ている「QVCジャパン」から契約解除の申し入れがあったと発表。3年以上の契約が応募条件だったが、契約に途中解除に関する条項はなく、3者で協議が必要になった。
  • 9月27日、千葉市は、QVC社が市と球団に計3.3億円の違約金を支払うことで合意したと発表
  • 10月6日、千葉市はQVCマリーンフィールドの新規の命名権の取得希望者を募ると発表
  • 10月20日(木)午後5時までが募集期間
  • 11月上旬、選定された候補者を市のホームページなどで発表
  • 12月1日、契約スタート

    千葉ロッテマリーンズとロッテお家騒動

QVCジャパンの担当者は、解除申し入れの理由を「「10年かかると考えていた企業認知度の向上や地域コミュニティーとの関係性強化が6年でできたため」と話している(千葉日報)が、単純に費用対効果の問題なのか、真の理由は不明だ。同社は米国QVCと三井物産の合弁会社。

千葉ロッテマリーンズの球団オーナーはロッテ創業者重光武雄氏、オーナー代行は重光昭夫氏で武雄氏の次男。以下、父親と長男(長年、日本の事業を担当。韓国語が不自由)・次男(長年、韓国の事業を担当)それぞれへの距離感が不透明になっている中、ロッテお家騒動の推移だが、この2人のコミュニケーションはどうなっているのだろう。各添付記事より事実関係を抜粋(詳細は添付記事に)。

  • 2015年8月3日、東洋経済オンライン、ロッテの「お家騒動」がこんなにコジレるワケ、文章内リンクは私が添付。

    日韓を股に掛けた“お家騒動”は、一向に終息する気配を見せていない。日本でも馴染みの深い、ロッテグループの経営権をめぐる争いのことだ。

    今年1月に日本ロッテホールディングス(HD)グループ副会長を解任され重光宏之(韓国名・辛東主)氏が7月27日、創業者である父の重光武雄(同・辛格浩)会長とともにロッテ本社を訪れ、武雄氏以外のロッテHDの全取締役の解任を発表した。解任は株主総会の決議事項であり、まったく有効なやり方ではない。

    これを受けて、ロッテHDは取締役会を開き、宏之氏による解任通告は無効であることを確認。また、武雄氏が持つ代表権を外す人事を発表した。一方、韓国ロッテ側も「本事案は日本のロッテHDの取締役会の独立した議決事項。韓国での事業とは直接的な関係はない」と発表した。

  • 2016年1月7日、産経ニュース、長男(宏之氏)が復帰に意欲「従業員は次男の経営に不満」

親族間の経営権争いから昨年1月に、ロッテホールディングス(HD)の副会長の座を追われた創業者長男の重光宏之氏(61)がインタビューに応じ「株主の支持を得て経営への復帰を目指したい」と復権へ強い意欲を示した。

創業家の間で経営権争いが繰り広げられるさなか、韓国で裏金疑惑まで浮上し、創業来最大の危機にひんしているロッテ。創業者の長男であり、対立する次男からの主導権奪還を図る重光宏之・ロッテホールディングス元副会長が“騒動”を語った。

弟の重光昭夫・韓国ロッテグループ会長との間で経営権を争うロッテホールディングス(HD)の定時株主総会が6月25日に開催され、実権を握る弟派に3度目の敗北を喫しました。

10月11日、補足のため「ロッテグループについて簡潔にわかる記事を発見(NEWS ポストセブン)」をアップした。