西野亮廣(キンコン)が「ミヤネ屋」に登場(10月25日) vs 一般的に無名の芸術家


お笑いコンビキングコングの西野亮廣が新刊絵本をひっさげ、10月25日に日本テレビ「ミヤネ屋」に登場。2009年絵本作家としてデビューし、ここまで登りつめてきたことを素晴らしいと思うと同時に、同じぐらいの才能・パッションを持っている芸術家で全くの無名からスタートしている方だと今どのあたりの段階にいるのだろうか、と思ってしまう。

西野亮廣(キンコン)が「ミヤネ屋」に登場

<冒頭写真>は11月5日(土)、「にしのあきひろ『えんとつの町のブペル展』」に行き撮影(SEZON ART GALLERY、東京都渋谷区神宮前3-6-7、11月3日~30日)。特別の混雑もなくゆっくりと鑑賞できた。

10月21日、「えんとつの町のプベル」(にしのあきひろ)という、30人ぐらいのチームで、4年半かけて製作した絵本を出版し、10月24日には自ら毎日新聞朝刊の全面広告を購入。アマゾン本総合ランキングで一時的にせよ1位となった(オフィシャルブログ)。絵本作家にしのあきひろの絵はTVかPCの画面越しにしか見たことなく、絵本の中身も読んだことがないが、間違いなく人を引き付ける何かがあるのだろう。2009年に世に出した初の作品にも約5年の月日をかけたようだ。11月3日~30日には、「にしのあきひろ『えんとつの町のブペル展』」がSEZON ART GALLERY(東京都渋谷区神宮前3-6-7)で開催される。

「ミヤネ屋」の中で、司会の宮根誠司が読んで泣いてしまったという「えんとつの町のプペル」の一部を見たが、私の家にも画集があるディズニー公認画家トマス・キンケード(添付を見ていただくと心洗われる)の風景画を彷彿とさせる絵がたくさんあった。にしのあきひろが、「ディズニーを倒したい」と豪語しているのは、これもその1つの要因だろうか。残念なことに、トマス・キンケードは54歳の若さで2012年で亡くなっている。

アマゾン にしのあきひろ(西野亮廣)の絵本・本 

楽天市場 にしのあきひろ(西野 亮廣)の絵本・本

アマゾン トマス・キンケートの画集など 

芸人では1、2を争う低好感度が売りになっており炎上芸人などとはやりの称号もついているが、世の中広いので目立たないよりは目立ったほうがいいという結果に現時点ではなっているのだろう。芸能界でも多くの兼芸術家(!?)がいるが、実績を見る限り、抜きんでている感がある。10月20にはテレビ朝日「アメトーク!」の「すごいんだぞ!西野さん」でいじられながらもしっかり宣伝している。1999年の吉本興業NSC同期は南海キャンディーズ、ノンスタイル、ピース、ウーマンラッシュアワーなど人気者が多い。ピースの又吉直樹のように芥川賞作家となるケースもあり、当たり年だったようだ。デビューン2年目の2003年、「笑っていいとも」でレギュラーとなり、タモリとの出会いが後々、絵本作家になるきっかけにつながっており、縁とは不思議なものだ。今でもキングコングとして漫才に費やす時間が最も多いとのことで意外だった。

さらに、「魔法のコンパス 道なき道の歩き方」(西野亮廣)というビジネス書の内容説明(以下抜粋)が興味深い。漫才師、絵本作家以外でどこまで本質的な試みなのか。「ミヤネ屋」では上場会社クラウドワークスの顧問として活動している姿なども出ていた。絵本作家も含めて、どの分野でも何かしら本人に圧倒的な力量・魅力が無ければ持続していくとは思えないので、人間力が試される今後の動向が注目される。

漫才師、絵本作家、イベンター、校長、村長、ついには上場企業の顧問にも就任しちゃったキングコング西野が語る「新しい仕事の広げ方」、「本当のお金の話」、「常識の覆し方」、「エンタメの仕掛け方」とは? 肩書きを自由に飛び越える異端児の型破りな実例満載! 世間からハミ出す人のためのビジネスヒント集

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一般的に無名の芸術家はどうすれば良いのか

にしのあきひろ(西野亮廣)の成功を有名人だからとするつもりは全くないが、単純にもし有名人でなかったらどの程度まで成功しているレベルのものなのか見当がつかないだけに興味がある。上記の添付オフィシャルブログに、「『知る人ぞ知る』なんぞには興味がありません」(まだそういうレベルであるという本人の認識だと思う)とあったが、彼のレベルの『知る人ぞ知る』より、比較にならないほど低い『知る人ぞ知る』ステージにある、有能な芸術家の底上げをはかる手段はないのだろうか。

昨日取り上げた「Qさま!! 芸術の秋SPで「世界のすごい芸術家」登場も日本の芸術家をもっと取り上げる番組はないのか?」で、知る人ぞ知る「すごい日本人芸術家」はたくさんいるが、ホキ美術館に作品のあるような方々も、一般的なメディアでは滅多に出てこない、と書いた。

アート天国・日本が、韓国に負けるワケ  文化力とは経済力に先行する闘いだ!」という記事にあるように、「国内の若い作家を育てるには、作品を購入する層(アートコレクター)を増やすしかないのだが、日本現代アートのコレクターは本当に少ない。」という問題も根深い。孫さん(ソフトバンク)、柳井さん(ファーストリテーリング)のような方々はどうしているのだろうか。

世界に誇る日本人芸術家の作品を結集したシンボリックな美術館を東京に創設できないか

添付記事の中で、「訪日外国人のための、日本のシンボリックな美術館は日本が世界に誇れる芸術家の作品で埋め尽くしていただきたい。素人が考えるほど簡単なことではないと思うが、どなたかの強力なリーダーシップのもと、国立博物館でも宮内庁でも総力を結集できないものだろうか。」と書いた。上記の日本人芸術家に関しての各ブログ記事はこの中に整理されている。