訪日客誘致へユニークな結束 日通・JTB・三越伊勢丹が新会社設立!百貨店大丈夫か?


10月17日(月)の日経朝刊に、「日通・JTB・三越伊勢丹 訪日客誘致へ新会社設立」という記事があった。このブログ内で頻繁に登場する三越伊勢丹にはお世話になっていると同時に、杞憂する点もあると書いたきた。新しい取り組みの行方を見守りたい。

日通・JTB・三越伊勢丹 訪日客誘致へ新会社設立

外国人向けにインターネットで日本の観光や買い物に関する情報を発信する。旅行、小売り、物流の大手が組み、航空会社なども参画を検討しているようだ。日本の企業や自治体に協賛を募りクーポンなどを配信する(17日朝刊時点)

以下は、17日、記者会見後追加
新会社は「ファン ジャパン コミュニケーションズ」。資本金は10億円で、出資比率はJTBが50%、日通が40%、三越伊勢丹HDが10%。東南アジアを中心に、おすすめの観光スポットのほか、食品や化粧品など、日本の情報を現地の言葉で発信。またサイト上で、アンケート調査を行い、外国人旅行客のニーズを探ることにしていて、新たな訪日観光の需要の開拓を狙う。日本航空とも業務提携。

中核となるのは日通がインドネシアなどアジア向けに展開する約300万人以上が利用するサイト。まずは、中間層の成長が見込まれるインドネシアや、タイ、マレーシアなど、4つの国と地域で展開し、今後はフィリピンやベトナムにも拡大する予定。

百貨店の現状

先日放映された「テレビ東京「ガイアの夜明け」 ”デフレ再燃?”新サバイバル(10月11日放送) 直前チェックポイント整理」の内容はまさに百貨店にはアゲンストな内容だった。番組で取り上げた話のひとつは、ニトリが9月の高島屋港南台に進出する場面・背景であった。12月には高島屋新宿店(タカシマヤタイムズスクエア店)に進出することになっている。

「高級ブランド値下げ続く中、カルティエ銀座ブティックグランドオープン(9月28日)!」で取り上げた日経記事では、独筆記具・宝飾ブランドのモンブラン、伊高級ブランドのボッテガ・ヴェネタ、仏高級ブランドのカルティエ、米宝飾品大手ティファニーの値下げなどの実例が書かれている。9月28日、銀座中央通り(銀座2丁目)にグランドオープンしたカルティエも8月に値下げしているが、店頭から一部商品が消えたようだ。

高級外資系ブランドは路面店のみならず、百貨店にもテナントに入っていることもあり人ごとではない。

TV通販公式サイト ビートップス(B-tops)

 

三越伊勢丹ホールディングの現状

上記の「髙島屋 x ニトリ」の話は同様の状況だ。「プランタン銀座年内閉店前に最後の(第50回)ねこ展開催(2016年10月26日~31日)」で取り上げた「プランタン銀座 年内閉店へ 来年3月にはマロニエゲート2、3として再出発」と同様の流れだ。現在のプランタン銀座は読売新聞が7割、三越伊勢丹(詳しくは三越伊勢丹ホールディングの100%子会社)が3割出資する合弁会社だ。既に、ハイエンドな品揃えはより百貨店に任せ、ユニクロ・ニトリとの関係が強くなっていたが、閉店と同時にフランスの「プランタン」とも袂を分かつ。

来年3月中旬の再出発では従来8割程度を占めていた衣料品の売り上げ構成比を5割にまで下げ、代わりに化粧品やカバンなど雑貨の比率を5割まで上げるなどの戦略で復活を目指す。先日の日経ビジネス主要テーマは「買いたい服がない」というもので、アパレル産業の抜本的な出直しが急務との内容になっている。プランタンに限らず、百貨店・GMSも含め待ったなしの状況だ。

「銀座プレイス サッポロホールディングスが本日(9月24日、土)開業、三越銀座店もファイト!」で取り上げた三越銀座店は年間売上高1000億円を目指しているようだが、ランキングも17位と、フロア面積とのバランスも考慮すべきものの、決して銀座4丁目の一角を占めるプレミアムロケーションを生かしきれているとは思えない。業界関係者の中には百貨店をやめて、貸しビルにしたほうが稼げるとみる声もある。同じく一角を占める「銀座プレイス」の利益の出方によっては株主からの不満が高まる可能性も否定できない。
必見!柿右衛門の世界(有田焼創業400年記念) 銀座和光で開催(10月21日-30日)、銀座4丁目交差点の一角を占める「和光」のイベント

三越伊勢丹の閉店関連のニュースにかんしてはこちら、阪急阪神百貨店とセブン&アイ ホールディングの資本業務提携に関してはこちらから。

ご参考までに、百貨店店舗別2015年度売上高を添付しておく。トップ5は1位.伊勢丹新宿店、2位.阪急うめだ店、3位.西武池袋本店、4位.日本橋三越、5位.日本橋高島屋となっている。

ブログ内JTB関連

JTB決算とエアビーアンドビー・CCC 民泊で事業提携」で取り上げたが、

同社15年度連結決算は売上が前年比1.5%増、営業利益が同45.1%増、増収増益。国内旅行部門は北陸新幹線開業、インバウンド、個人・グループ旅行販売促進により絶好調。一方、海外旅行部門はパリ・ベルギーの同時テロの影響を受けて振るわなかった。16年度予想は売上同2.7%増、営業利益同23・9%増を予想している。

以下の記事にもあるが、三越伊勢丹旅行とJTBは富裕層向け商品では競争相手でもある。

ブログ内三越関連(上記添付含む)

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