NHK「クローズアップ現代+」x アスベスト被害対策 x 建物解体・再建


2017年6月12日、NHK「クローズアップ現代+」が「“新たなアスベスト被害~調査報告・公営住宅2万戸~」を特集する。2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて、多くの建物解体・再建が計画されるなか、各現場でしっかりアスベスト対策を講じていただきたい。

NHK「クローズアップ現代+」でアスベスト被害問題を再び取り上げる(2017年6月12日)

ブログ内では昨年、「感染症対策とアスベスト対策 アゼアスの防護服で守る」で「石綿(アスベスト)被害元設備工と国が和解…石綿工場従業員以外で初」というニュースを取り上げ、「2020年東京オリンピック・パラリンピック前後に向けて、多くの建物解体・再建が計画されるなか、各現場でしっかりアスベスト対策を講じていただきたい。」と書いた。「国内全体では解体時のアスベスト含有廃棄物は2040年頃まで年40万~50万トン発生する」、「アスベスト対策は事実上、野放し状態で、改ざんや不法投棄が常態化している」という意見もある(2017年7月6日日経朝刊「私見卓見」より)。NHKにはこちらの角度からも取材していただきたい。

上記においてはアスベスト除去を行う解体現場や、新型インフルエンザのような未知の感染症に対応する医療機関などで使用される防護服を取り上げたが、防護服の素材メーカー、アスベストの代替材メーカー、防毒・防塵マスクメーカー、粉塵集塵機レンタルメーカーなど関連企業は多々あり、それぞれの英知を結集して被害者の数を少しでも減らせるような展開を期待したい。

以下、番組からのメッセージだが、建物アスベスト被害WEBサイトからも、今回特集される公営住宅にお住まいの方々は実際に被害に会う可能性のある対象者の一部に過ぎないのは明らかだ。話題の築地市場も、その行方もどうなるにせよ、解体する時には慎重な対処が必要になる。

NHK「クローズアップ現代+」からの番組紹介メッセージ

“静かな時限爆弾”と呼ばれ、数十年の潜伏期間を経て中皮腫や肺がんを引き起こすアスベスト。これまで労災認定などの対象となった人は2万人を超える。今回、NHKが患者の支援団体やNPOの協力を得て調査したところ、全国各地にある公営住宅に暮らしていた人たちが、アスベストのリスクにさらされていたことが判明、こうした住宅の戸数は2万戸、住んでいた人の数は推計で23万人あまりとされる。被害を防ぐにはどうしたらよいのか、専門家の知見を通して考える。

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