宮越ホールディングス(6620) ストップ高(5月30日) ややこしいが、興味深い会社リリース


5月30日(月)場中、宮越ホールディングス(6620)が「連結子会社の固定資産の回収に関するお知らせ」をリリースし、株価がストップ高(460円、+80)した。2014年度の類似事象を連想させる動きだ。

リリース内容はややこしいが、興味深い

添付リリースは「連結子会社である深圳皇冠(中国)電子有限公司が中国深圳市に所有する固定 資産(土地使用権)の一部について、深圳市人民政府より道路建設のための用地回収の要 請を受けたことから、同政府の要請に対して公共事業であることに鑑み、前向きに検討し 対応することを決定したものであります。」とある。

当該資産内容は土地使用権 19474.4平米のことで、回収手続きは2016年6月下旬予定、回収物件の引渡は未定とある。

今後の見通しは、「現時点において、当該回収予定の土地上にある賃貸物件の賃料収入は、年間(2016 年 1 月から同年 12 月)14,908 千元(約 250 百万円)の計上を見込んでおり、今後、建物 補償に加え営業補償についても交渉する予定でありますので、判明次第速やかに開示を 行う予定です。」とある。

「建物保障に加え営業補償」というのが不明なので定量的評価は現時点でできない。

注目ポイントはこの土地をいくらで売却できるかである

2016年5月13日発表の同社2015年度決算短信によると、不動産開発事業について、「当社子会社深圳皇冠(中国)電子有限公司(以下「皇冠電子」と称する)が所在する深圳市は、 人口1800万人を擁し、中央政府が進める次世代の現代サービス産業の高度化を担うべく、ハイテ ク・情報・金融等を基盤とした国際都市への転換を図り、香港・マカオを一体化した一大経済圏 の中心に位置する中国華南地区の中心都市として、今後も一層の発展を期待されております。 皇冠電子の保有する不動産物件(土地127千㎡)は、深圳市の中心部福田区に位置し、官公庁街 に近く、交通インフラ(主要幹線道路、地下鉄駅、高速道路インターチェンジ、深圳市最大のバ スターミナル等)等の都市機能が集中した付加価値の高いエリアにあります。」とある。文中の127000平米の一部が上記でみた19474.4平米のことである。

この1年の深圳市の住宅価格高騰とかはどう影響するのであろうか注目される。

2014年度に類似する事象があった

同社は2014年7月11日にも同様のリリースをした。この時は既に譲渡が終わり、多大な特別利益を計上している。「変電所施設2棟の建設予定地として皇冠電子の敷地の一部譲渡 の申し入れを受け、当社は深圳市政府の公共事業に協力するため、これを受諾すること といたしました。」として9113.51平米の土地(建物13664.40平米)を売却した。

今回はどんな展開になるのだろうか大変興味深いが、それにしてもユニークな企業である。


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