星野リゾート代表 星野佳路氏 「カンブリア宮殿」に登場(2016年12月1日放映)


星野リゾート代表 星野佳路氏が、2016年12月1日(木)、テレビ東京「カンブリア宮殿」 に登場する。リゾート再生の達人がさらなる進化!「日本旅館を世界へ」ということで、2017年1月にはインドネシア・バリ島で世界初進出する。一貫した星野氏の考えがよく理解できる素晴らしい番組作りだった。

テレビ東京「カンブリア宮殿」 星野リゾート代表 星野佳路氏 リゾート再生の達人がさらなる進化!「日本旅館を世界へ」

このブログ内では末尾に添付したように宿泊ホテル不足問題・民泊問題について何度も取り上げてきた。「民泊営業の行方は? エアビー(民泊業界) vs ホテル・旅行業界」の中では、ホテル・旅館業界は一般的に民泊の規制緩和には反対のようだが、星野佳路氏(星野リゾート)は「宿泊施設提供のプロであるホテル・旅館こそ民泊に参入すべきであると主張。同時に防災・衛星・安全面で厳しい規制によりコスト負担が大きいホテル・旅館サービスに関しての規制緩和も要望している。」と書いた。

初の都市型日本旅館「星のや東京」が大手町に開業して数か月たつがどのような状況だろうか。「日本旅館を大都市で通用し、その上で収益を出せることを示すには、まず東京でやらないことには話にならない。星のや東京はそういう位置づけで、うまくいけば、日本旅館が世界に出ていくドアが開く。星のや東京が東京で勝てなければ、日本旅館は海外に出る機会を逸する。そういう重要なプロジェクトだ。東京で収益を出せば、世界の都市の開発会社や不動産投資家が認めてくれるようになる」との考え(日刊工業新聞より)に沿っているのだろうか。

==>番組内で2017年1月、星野リゾートとして世界初進出するインドネシア・バリ島のウブトの「星のや」施設紹介・スタッフトレーニングの様子が紹介されていた(詳細は後述)。

海外進出では、加賀屋の台湾の人気ぶりはテレビでは見たことがあるが、実際の業績も良いのであろうか。「小田急電鉄は良品計画と組んで中国に「無印」ホテル(MUJI HOTEL)開業へ、鉄道会社それぞれのインバウンド戦略!」で取り上げたような「訪日外国人に現地でもアピール」といった海外進出も計画されている。

ホテルオークラ 2020年にベトナム・ホーチミンでホテル運営に進出!インバウンド狙いだけじゃない!」のような動きも。

インバウンドの消費のほうの側面に関しても何度も取り上げてきたが、「銀座競争激化!GINZA SIX(ギンザ シックス)が松坂屋跡の商業施設名に、銀座6丁目はローソン・シチズンとユニクロが主役!」で特に整理した。

「週刊ダイヤモンド」10月15日号の特集「ニッポンのリゾート」で、旅のプロがお墨付き厳選ランキングで、「星のや軽井沢」が堂々の総合第1位となっていた。4位には「リゾナーレ熱海」、5位「星のや竹富島」、9位「リゾナーレ八ヶ岳」とトップ10に星野リゾートのホテルが4つも入っていた。

以下が番組側の紹介文(一部補足した)。

日本の観光業は、今、変革期を迎えている。2010年に861万人だった訪日外国客数は、今や2000万人に激増(2016年は1月~10月ですでに2000万人を超えており、年間2400万人が視野に入っている)。東京には、世界の有名ホテルが立ち並ぶ一方、全国的に日本旅館は苦戦を強いられている。そんな中で、成長を続けるのが星野リゾート。カンブリア宮殿2回目の登場!この6年で取扱高はほぼ倍増。今、星野は世界を見据えている。

==>番組概要

-最も印象的だったのは、村上龍氏の「日本人にしかないホスピタリティは何だと思うか」との質問に対し、「客のニーズに合わせるのではなく、リスクを伴って自分たちのこだわりをサービスしていく」との回答。世界のホテル業界が客の声を聞くことに集中するあまり、サービスの同質化が進んでいると星野氏は感じているとのこと。アップル同様、客が気付いていないニーズを掘り起こすということなのだろう。1991年から続いていた「リゾート運営の達人になる」という星野リゾートの最重要目標を、2015年から「ホスピタリティ・イノベーター」に進化させた。以下、一部番組概要。

-国内35か所で星野リゾートはホテル・旅館を運営。原則、土地・建物は所有せず、運営に専念。2009年254億円あった取扱高は、2015年に441億円までになった。

-大手町の「星のや東京」のオープンニングセレモニー、メディア取材、客のおもてなしなどホテル内紹介。客の4割は外国人。もっと割合が多いと思っていた。所有は三菱地所。

「星野リゾート トマム」の紹介。地元スタッフのアイデアで雲海を売り込んだ。私も個人的にお世話になった。「星野リゾート 青森屋」でも地元スタッフのアイデアで「ねぶた」などのサービスをしている話。要は、地元のスタッフのこだわりをしっかり考えて提供して欲しいというのが星野氏の一貫した考え方。
2016年はクローバー年! Arashi・嵐(五つ葉)x べっぴんさん(四つ葉) x ノーベル賞大隅良典氏(四つ葉)、添付内で取り上げたが星野リゾートのトマムで見つけた5つ葉のクローバーの写真もある。

「界 鬼怒川」。鬼怒川温泉全体の最近の賑わいとともに紹介。年間稼働率73%と、日本旅館平均の37%と比較して異常に高い。

-2017年1月、インドネシア・バリ島のウブトに「星のや」で進出。星野リゾートにとっての世界初進出。5年ががりで計画して、既に施設は出来上がっており、現在スタッフ研修中。私もウブトの表面的には似たようなホテルに滞在したことがあるが、ジャングルの中の高所で非日常的な体験ができるような施設や、何よりも和食とインドネシア料理をミックスさせた食事に独自性がありそうだ。勿論、現地のスタッフがこだわるおもてなしも。

-日本旅館というものが、世界のホテルカテゴリーの1つに定着すればSF、ロンドン、パリ、ニューヨークでも進出したい。

-2016年秋の新入社員67人との集まり紹介。年3回入社式がある。冒頭写真は星野リゾート銀座オフィス。

地方で高級宿泊施設 森トラストは岐阜・高山に誘致、2016年11月29日配信(30日日経朝刊)

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