北斎と若冲周辺が慌ただしい 舛添都知事も参戦!?


「すみだ北斎美術館」が11月22日に開館したり、新パスポートに「富嶽三十六景」が導入される葛飾北斎、「生誕300年記念若冲展」が開催中で作品のみならず、待ち時間の長さまでが話題となっている伊藤若冲周辺がやたら慌ただしい。浮世絵に関しては舛添都知事まで参戦してきた。

北斎(1760~1849)と若冲(1716~1800)関連が揃っていた今朝の日経新聞広告

先日、日経新聞記者が「若冲も北斎同様日本を代表する画家として認められてきた」といった内容の記事を書いていたが、本日の広告には両者が参戦していた。

北斎のほうは、「新パスポートへの導入」のニュースに合わせたのか、1ページの4割を占めるほどの大きな広告だ。東京伝統木版画工芸協同組合が販売する「江戸木版画」(工芸品名)として、『葛飾北斎 富嶽三十六景』を宣伝。同広告には江戸時代より継承される木版画の伝統技法についての説明も織り込まれている。末尾に添付した「浮世絵 基礎の基礎早見表」でも「絵師・彫師・摺師の人手不足が大きな課題となっている江戸木版画の技術保存と継承」について書いたが、より多くの人が浮世絵の美しさを知り、製作に携わる人が増えたらと思う。

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若冲のほうは末尾に添付した「辻惟雄 伊藤若冲との出会い」でも書いた辻惟雄による『若冲』(講談社学術文庫)の広告だ。「すべてが一冊に。図版150点満載」ということで、若冲展鑑賞後に1時間以上並ぶ可能性のある(時間帯による)アートショップでの購入を断念された方には有り難い本かもしれない。「若冲 待ち時間」はGW前あたりから人気キーワードの1つだ。

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舛添都知事まで浮世絵宣伝に参戦!?

今回の騒動で唯一のポジティブは舛添都知事による意図せざる浮世絵宣伝活動だ。今後様々な報道が飛び交う中で、「浮世絵を購入する」ということに関しての情報が増えたらいいと思う。まずは、舛添都知事が開示すべき多くの情報とともに、どの作品の・どの水準の浮世絵をいくらぐらいで購入したのかを知りたいものだ。

過去の浮世絵・北斎・若冲関連のブログ

浮世絵 基礎の基礎早見表 」:北斎、現代浮世絵についての整理もある。
すみだ北斎美術館 11月22日開館 ポジネガの行方は?
外務省が新パスポートのデザインに葛飾北斎「富嶽三十六景」を導入」
ボストン美術館所蔵 俺たちの国芳 わたしの国貞 Bunkamura
原安三郎コレクション広重 ビビッド サントリー美術館
生誕300年記念 若冲展 東京都美術館
辻惟雄 伊藤若冲との出会い(実物を鑑賞する前に本で紹介)


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