残念! 北陸新幹線延伸ルート(福井県敦賀から大阪) 自公が年内選定先送りへ!まるでボート・カヌー競技場問題のよう


各メディアによると、自民・公明両党は10月18日、北陸新幹線の敦賀(福井県)から大阪への延伸ルートのうち京都までの部分について年内の選定を見送る方向で調整に入った。当事者である福井県・滋賀県・京都府はまるで、ボート・カヌー競技場の東京都・宮城県・埼玉県のようだ。

北陸新幹線延伸問題

北陸新幹線延伸に関しては、1)金沢駅~敦賀駅と、2)敦賀駅から大阪駅への2段階がある。1)に関しては、「福井 永平寺、北陸新幹線」で書いたように、2023年春、金沢駅~敦賀駅開業予定となっているが、さらに2年程度の先行開業を目指した検討も始まっている
#さらに1年前倒しで2022年度開業方針となっている。

今回問題になっているのは、2)の北陸新幹線敦賀以西のルート選定に関してだ。

残る敦賀駅から大阪に至るルートの選定に当たり、

  • 滋賀県が推す米原駅(同県米原市)で東海道新幹線とつなぐ「米原ルート」
  • 福井県が推す福井県小浜から南下する「小浜・京都ルート」
  • 京都府が推す福井県小浜から舞鶴経由で南下する「舞鶴ルート」

    といった複数の案が検討されており、沿線の環境影響評価は未着手である。福井県、京都府、滋賀県による誘致活動に加え、山陰新幹線構想、開業を急ぐ関西広域連合や経済界、営業主体の西日本旅客鉄道(JR西日本)の意見など、2012年に敦賀以東のルートが着工して以降、議論が本格化している

まるでボート・カヌ―競技場争いのような展開

産経Westによると、最近では、北陸新幹線の福井県・敦賀-大阪の延伸ルートをめぐり、滋賀県が公表した独自の試算結果が波紋を広げているとのこと。試算では候補としてあがっている3ルートのうち、滋賀県が推す米原駅(同県米原市)で東海道新幹線とつなぐ「米原ルート」が最も費用対効果が高いとの結果になった。これに対し、他のルートを支持する京都府と福井県は猛反発。京都府は滋賀県に対し、副知事がメールで抗議文まで送付した。

3ルートの建設費は、米原ルートが4041億円、「小浜・京都ルート」が1兆3606億円、「舞鶴ルート」が1兆7375億円と、距離の短い米原ルートが最も安いという結果になった。見込まれる年間利用者数は、「米原ルート」が1120万人、「小浜・京都ルート」が970万人、「舞鶴ルート」が800万人で、米原ルートが最多となっている。あくまでも滋賀県の試算だ。

福井県の試算では、敦賀-新大阪間の建設距離は、「小浜・京都ルート」が約130キロ、「舞鶴ルート」が約190キロ。その分、建設費は「小浜・京都ルート」が1兆3600億円で、「舞鶴ルート」の2兆400億円より安い。さらに、福井から新大阪までの移動は、「小浜・京都ルート」の方が20分弱短くなるという。

今月末には、国土交通省が3ルートについて建設費などの試算をまとめる予定で、議論の行方が注目される。

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