羽田空港の駐車場問題とJR東日本(東京モノレール&新線?)・京急


東洋経済オンラインが、「羽田空港の駐車場、空前の大混雑、という難題」とのレポートを配信している。繁忙期には飛行機の出発に乗り遅れてしまった旅客も珍しくないほど深刻のようだ。鉄道・バスがフル回転するしかない。

羽田空港の駐車場「空前の大混雑」という難題

詳細は添付記事に譲るが、夏休み期間中の「空前の大混雑」について報じていて、GWやお盆に限っていた現象が夏休みを通して起っていたようだ。
以下の3点が主要因としているが、民間の駐車場業者が運営する有料駐車場も時間・コスト・混雑具合からあまり現実的でないとのことだ。

1)羽田空港の2015年の年間旅客数は前年比3.5%増の7532万人と開港以来最多となった。

2)羽田空港は首都高速道路に直結(空港中央出入口)。2015年3月には首都高速中央環状線の大橋ジャンクション(首都高速3号線)~大井ジャンクション(首都高速湾岸線)の区間が開通したことで各方面からのアクセスが向上。

3)国内線ターミナルに直結する駐車場では、2010年秋までは24時間ごとに最大2500円の料金だったのが、国際線ターミナルの開設をきっかけに同1500円まで値下げされた。一方、国際線ターミナル駐車場は当初、同1500円だったが2014年春に同2100円に値上げされている。

JR東日本の東京モノレール、京急の羽田空港線・バスなど公共交通機関を使うのが無難

高輪 山手線新駅・品川駅再開発(5)交通インフラ」で書いた「今後15年間の東京圏の鉄道整備の指針」(国土交通省、2016年4月7日)にある優先度の高いとされた主なプロジェクトに、都心直結線(押上~新東京~泉岳寺、#都心部での大深度地下工事。成田・羽田所要時間1時間。)、羽田アクセス線(田町・大井町付近~羽田空港)が入っている。

前者はJR東日本・京急が、後者にはJR東日本が関係する。実現性確度・時間軸は不明だが政府が国際都市としての魅力を高めるために利用者の増えている成田・羽田両空港と都心を結ぶ路線に力点を置いたのが特徴である。現状ではJR東の東京モノレールと以下の京急・羽田空港線が市場を2分している。

高輪 山手線新駅・品川駅再開発(3)京急」で書いたように、品川~羽田空港国際線ターミナル駅間の所要時間が11分、品川~羽田空港国内線ターミナル駅間の所 要時間が14分と、ターミナル駅としてさ らなる発展が見込まれる品川周辺ならびに都心方面からのアクセス が非常に便利である。


羽田空港国際化進展で成田空港の競争力低下へ 不動産価値にも影響」でも書いたように、羽田空港の発着枠が2020年の東京五輪・パラリンピックの前に年3.9万回(現行の約45万回から49万回)に増える方向が7月28日、固まった。用地不足もあって、駐車場が急に増えることは期待できず、鉄道・バスがフル回転となりそうだ。

上記で添付したようなブログ内記事は「「東京の玄関口」 東京オリンピック前後それぞれの戦略、日経朝刊が「京急、品川の複合ビル 規模3倍に」との記事掲載」の中で総合的に俯瞰できる。1.築地、2.浜松町駅、3.田町駅・三田駅、4.山手線新駅(品川新駅、仮称)・泉岳寺駅~品川駅、5.羽田空港・京急についてブログ内記事で整理した。いずれ、6として、京急が現在の泉岳寺駅にある本社を2019年に移す横浜についても整理したいと思っている。