ヒュートレックと音声認識事業


2018年9月28日、硬貨・紙幣処理機の最大手で指紋認証技術・顔認証技術も有するグローリーが音声認識技術を誇るヒュートレックへの40.5%TOBを発表した。ヒュートレックの上場は維持される。

グローリーが目を付けたフュートレック(2468)

音声認識関連企業としてはアドバンスト・メディア(3773)、以下AMIと表記)という代表企業があるが、1)グローリ―(6457)による40.5%TOBで(成立するか現時点では不明)大変革の可能性があり、2)AMIより時価総額で6分の1程度で(2018年10月5日現在)、3)NTTドコモとも長年関係が深い、ヒュートレックに非常に興味を持った。

IBMのWebメディアMugendai(無限大)によると、関係機関が「音声を使ったショッピングは現在の20億ドル(約2200億円)から、2022年には400億ドル(約4兆4000億円)以上に成長すると見込まれている」と予測している。

資本業務提携の目的は以下の通りで一部両者発表資料から抜粋した。一言でいえば「ヒュートレックの音声認識技術とグローリーの指紋認証技術や顔認証技術等の相互補完による商品開発推進」となる。より精度の高い個体認識事業の確立を目指すということだ。

#2015年1月27日配信、顔認証システムによりホテルのキーレス入室が可能に~先進技術を駆使したハウステンボス「変なホテル」に採用~

ヒュートレック発表資料(以下抜粋)
当社グループの主要事業である音声認識事業は、AI市場等需要の拡大と共に、 他の技術との組み合わせやサービス展開が加速しており、市場でも単体機能ではなく、複 数機能が統合された商品が求められる傾向にあります。当社は、このような状況下におい て、単独での音声認識技術の展開には限界があり、事業シナジーを発揮できる資本提携を 含む技術、ビジネスの協業先が必要であると考え、その協業先の選定を進めていたところ、 公開買付者の保有する指紋認証技術や顔認証技術等との相互補完性の高さに期待を持つに 至りました。 

グローリー発表資料(以下抜粋)
当社グループは、個体認証事業を新たな事業の一つとして確立するために、独自の認識・認証技術の進化のみならず、新たな技術を獲得し、複数の技術を融合または
組み合わせることで、既存事業の付加価値の向上や新たな製品・サービス、ソリューション等の実現を図ろうと考え、協業先の選定を進めておりました。

#業務提携内容詳細(上記グローリー資料より)
当社及び対象者は、以下の内容の業務提携を行うことを念頭に今後協議を行うものとします。
ただし、当社及び対象者は、(4)号及び(5)号に関する協議については、本両公開買付けの結果、当社による対象者株式の所有割合が下限議決権比率以上となった場合に限りこれを行うものとします。
(1) 当社及び対象者の持つ認識・認証技術を活かした、最先端の認識技術及び個体認証技術等に係る新たなソリューションの創出と提供
(2) 当社及び対象者がそれぞれの既存事業領域において有するアセット、顧客及び技術を有効活用した新規事業の開発
(3) 当社及び対象者のそれぞれが有する技術を融合することによる、既存商品・サービスにおけるUX、UIの向上
(4) 販売及び顧客開拓における相互協力
(5) 当社のインフラ等の経営資源の対象者への提供
(6) その他当社及び対象者にて合意した提携

ヒュートレックはインバウンド関連としても興味深く、同社の出資先の1社で、接客用オフライン翻訳機や個人向け旅行用オフライン翻訳機を製造するログバーにそれぞれのローカル型大語彙連続音声認識(L-LVCSR)とローカル型大語彙連続音声認識(L-LVCSR)・ローカル型機械翻訳を提供している。

今後、両者のニュースフローを追いかけると同時に、音声認識とその周辺についてもフォローしていく。究極にエモい。次世代版・コミュニケーションロボット「BOCCO emo」プロジェクト始動。予告動画配信スタート 「CEATEC JAPAN 2018」(10/16-19)にて初展示予定

ヒュートレックとグローリーのニュースフロー(2018年度~)

 

音声認識関連ニュースフロー(2018年~)

AMIのAmiVoice@採用ニュースフローはあまりにも頻繁なため割愛する(HP参照)。


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