「ドーナツ戦争に異変」x フジテレビ「みんなのニュース」(2016年11月7日放映)


このブログ内で「ドーナッツ アンド コーヒー」という麻布十番の店を取り上げたら、アクセスが想像以上に多く、店はいつも混んでいる。「セブン・イレブン・ジャパンとミスタードーナツ」の戦いが始まってから久しいが、2016年11月7日、フジテレビ「みんなのニュース」が「ドーナツ戦争に異変」を特集。

フジテレビ「みんなのニュース」が「ドーナツ戦争に異変」 (2016年11月7日放映)

2014年に「セブンカフェ ドーナツ」が本格始動して以来、コンビニ各社が力を入れ始ラインナップが似ていることから、ミスタードーナツを含めて味や価格が比較されるようになって久しい。

ミクロで身近な話では、このブログ内で「ドーナッツ アンド コーヒー」(冒頭の写真)という麻布十番の店を取り上げたら、アクセスが想像以上に多く、店はいつも混んでいる(「麻布十番 ウェルカム、DUMBO Doughnut and Coffee(ダンボ ドーナッツ アンド コーヒー)」)。

一方、「クリスピー・クリーム、「大量閉店」の全真相」のような記事、さらに、本日は「ミスタードーナツが定番35商品を値下げ ポン・デ・リング、オールドファッションはいつも100円に」と11月8日からの価格改定を正式発表した。同時にテイクアウトに特化した新業態も開始すると発表している。いよいよ、「セブンxミスド」の全面戦争が始まるようだ

「みんなのニュース」の内容は得に付け加えるような内容な無かった。ミスド値下げの件、セブンなどとのバトルの件、クリスピー閉店増の件などを簡単に紹介。

ドーナツ市場は「奪い合い」ではなく「広がった」のだ

 2016年初時点だが、この数年の経緯を旨く説明できる2つの記事を見つけたので概要を抜粋する(一部リンク添付含め加筆)。セブンとミスタードーナツのデータで見る限り、明らかに市場は広がっている。ただし、ミスタードーナツが上記のように、値下げとテイクアウト特化の新業態開始を発表したことからも競争が激化しているのは間違いない。
  • 2014年11月29日、東洋経済オンライン
    「セブンカフェ ドーナツ」の導入は2014年10月末から関西の店舗で始まっており、2015年8月までに全国1万7000店の大半に広げる。値段は税込み100円から。数種類をレジ脇に置いた専用ケースにて販売し、地域や季節によって置く商品に変化をつける。

    ダスキンが運営するミスタードーナツは、「ドーナツに触れる機会が広がれば、結果としてうちにもプラスになるはず」(同社)と余裕を見せる。専門店なだけあって、店頭には常時40~50種類のドーナツが並び、生地から店内で調理している。コンビニにはないこだわりがあると自負し、ゆっくりと座って食べられるスペースがあるのが大きな違い、と主張する。

    コンビニは大手3社だけで、国内に4万もの店舗がある。が、対するミスドは、2014年3月末時点で1350店(2015年9月末で1296店)。ドーナツの本格展開がコンビニに広がっても、何も影響がないとは考えにくいだろう。

    ==>約1年3か月後の記事

  • 2016年2月24日、BuzzFeed

    -ミスタードーナツを運営する株式会社ダスキンは、「業績予想の修正に関するお知らせ」で、全体の売上が想定以下になることを認めながらも、競合が増えたことが大きな原因ではないと述べている。

    -2013年度は1030億円だった売上は、2014年度はおよそ10億円減の1020億円。ダスキンはBuzzFeedの取材に対し「コンビニ業界の参入によって、3〜4%の落ち込みを予測していた。おおむね想定内」とコメントした。

    -他方で富士経済は、この流れについて「ミスタードーナツは確かに低調している。それは、70年代から同じスタイルで販売し続けているため、”母と子ども”という限られた層にしかアプローチできず、新しいユーザーを獲得できていないためだろう」と分析した。

    -セブン-イレブン2015年度は400億円の売上を見込むという。2016年度には、600億円の売上も見込めるほどの伸び」と強気な姿勢だ。

    -成長の背景について同社は「単身世帯が増え、高齢化が進んでいる現在、材料を買って家族みんなで食事をする機会は減った。このニーズに応えられた。

    ミスタードーナツの売上減はこの1年でたった10億円。一方のセブン-イレブンは28億円ほどの市場だったコンビニドーナツの市場を、400億円規模まで拡大した。ミスタードーナツの売上1000億円強とセブン-イレブンの400億円。もし本当に「セブンがミスドを食った」のならば、ミスタードーナツの売上は100億円単位で減っているはずだ。そう、ドーナツ市場は「奪い合い」ではなく「広がった」のだ。

    ただし、ミスタードーナツが上記のように、値下げとテイクアウト特化の新業態開始を発表したことからも競争が激化し、、「セブンxミスド」の全面戦争が始まるのは間違いない。