テレビ東京「美の巨人たち」が葛飾北斎「北斎漫画」を放送(2016年11月26日)


2016年11月22日(火)に墨田区「すみだ北斎美術館」が開館し、葛飾北斎を特集したテレビ番組や雑誌が増えている。2016年11月26日(土)にはテレビ東京「美の巨人たち」で「北斎漫画」に焦点を当てる。

テレビ東京「美の巨人たち」が葛飾北斎「北斎漫画」を放送(2016年11月26日)

葛飾北斎(1760~1849)の「北斎漫画」は絵手本として発行したスケッチ画集で、1823年頃より初版の作成が始まった「富嶽三十六景」の前、1814年、北斎55歳のとき、名古屋の版元永楽屋東四郎(永楽堂)から初編が発行され好評であった。その後1878年(明治11年)までに全15編が発行された。

番組側からのメッセージは以下の通り。

葛飾北斎の15編に及ぶ絵手本『北斎漫画』。
200人の弟子に向けて制作した絵手本は江戸の庶民に熱狂的に迎えられ、やがてフランスなど海外でも大ブームを巻き起こします。絵手本にとどまらないこの作品の魅力とは?
併せて、東京・墨田区にオープンした「すみだ北斎美術館」もご紹介。約100年ぶりに発見された幻の肉筆画『隅田川両岸景色図巻』は必見です。レオナルド・ダ・ビンチにも通じる“北斎究極の画題”とは…?

==>番組概要

-「北斎漫画」は1814年、北斎55歳の時1編が、死後の1878年に15編が発行された。
-全国200人の弟子向けの絵手本であり、落ちのある現在の四コマ漫画の原型であり、人物の動きをアニメ化したアニメーションを実現していたり、パリで一大旋風を巻き起こし、ドガ、ゴーギャン、ガレなどに影響を与え、自らの「冨嶽三十六景」(『神奈川沖浪裏』、『凱風快晴』など)のベースにもなっていた(北斎漫画なくして、冨嶽三十六景なし)。要は北斎自身のデータバンクになっていた。
レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452~1519)と共通して、水や目に見えない風を表現しようとした。北斎漫画の世界一のコレクター浦上蒼穹堂代表・浦上満氏の弁。
-2008年のロンドンでのオークションで100年ぶりに発見された、北斎46歳の時(1805年)の幻の肉筆画『隅田川両岸景色図巻』がすみだ美術館で2016年11月22日から2017年1月15日まで展示される。「貴重!オランダで葛飾北斎の肉筆画判明 すみだ北斎美術館開館を11月22日に控え良い宣伝!」と並び、北斎が西洋画を研究していたことがわかる作品。

#北斎の絵の中に忠臣蔵関連の作品もあるが、討ち入りの日、曾祖父が吉良上野介のために戦い命を落としたという話もある。
映画「北斎漫画」が1981年に配給された。

#葛飾北斎は「Qさま!! 芸術の秋SPで「世界のすごい芸術家」登場も日本の芸術家をもっと取り上げる番組はないのか?」で美術系大学に通う学生たちが選んだ「スゴイ芸術家ベスト30」が発表されたが17位にランクイン(浮世絵師では他に歌川国芳が27位)。

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すみだ北斎美術館開館(2016年11月22日)X両国駅リニューアル(11月25日)

すみだ北斎美術館開館に関しては、ブログ内でも「すみだ北斎美術館 11月22日開館 ポジネガの行方は?」からスタートし様々な形で取り上げてきた。

北斎で盛り上がる墨田区では、両国駅が、「両国駅 JR東日本が複合飲食施設「-両国-江戸NOREN」を11月下旬オープン」で取り上げたように、徒歩10分の距離にある「すみだ北斎美術館」とともにおもてなしに備える。館内には、「味」「素旧駅舎リニューアル後の材」「料理人」のこだわりが堪能できる寿司屋や天ぷら屋、そば屋といった12の和食店舗が出店。また、江戸にまつわるイベントや催事も多数開催される予定。2020年東京オリンピック・パラリンピックでは両国国技館がボクシング競技の開場に予定されている。

すみだ北斎美術館がオープンする亀沢2丁目だが、清澄通りの反対側にある江戸東京博物館両国国技館((墨田区横網1丁目)は既にインバウンド人気もあり、海外での浮世人気も手伝って一層両国が注目されるのは間違いない。忠臣蔵関連としても、「回向院と猫塚」で書いたが、吉良上野介屋敷跡(本所松坂町公園)回向院がある。

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テレビ・雑誌などメディアも盛り上がってきた

必見!11月22日オープン直前「すみだ北斎美術館」がNHK「発掘!お宝ガレリア」に登場 with モネ「水連」!」では、NHKがすみだ北斎美術館の開館前に潜入して、北斎の代表作「富嶽三十六景」『山下白雨』、『神奈川沖浪裏』(冒頭に写真添付)と並ぶ「三役」のひとつ、『凱風快晴』を使って浮世絵の魅力をアピールしていた。

必見!ロスト北斎 The Lost Hokusai「幻の巨大絵に挑む男たち」(NHK、2016年11月23日放映)、「すみだ北斎美術館」で「須佐之男命厄神退治之図」が復活!」では幻の巨大絵の復元について特集。

葛飾北斎 「世界ふしぎ発見!」に「いま世界が注目!北斎の西洋画に驚きの新説!」で登場!」でもオランダで発見された北斎の肉筆画について特集。

11月1日発売の雑誌「和楽」では、「葛飾北斎 雑誌「和楽」の12月・1月予告号は北斎の永久保存版特集だ(11月1日発売)」と特集されており「2020年まで続く、この世界的大ブーム、北斎展がこんなに予定されていたなんて!」と盛り上げている。11月2日発売の雑誌「東京人」でも「北斎のことならどのアングルからでもかかって来い」と言ってるような半端でないパッションで、大特集(目次リストがすごい)している。

#2012年にはNHK「歴史秘話ヒストリア」でイッセー尾形が北斎を演じた「いつだって負けずギライ~葛飾北斎 横町のオヤジは世界一~」が放映された。

 
セブンネット 葛飾北斎「和楽」ムック本

ブログ内葛飾北斎関連

世界に誇る日本人芸術家の作品を結集したシンボリックな美術館を東京に創設できないか

添付記事の中で、「訪日外国人のための、日本のシンボリックな美術館は日本が世界に誇れる芸術家の作品で埋め尽くしていただきたい。素人が考えるほど簡単なことではないと思うが、どなたかの強力なリーダーシップのもと、国立博物館でも宮内庁でも総力を結集できないものだろうか。」と書いた。上記の北斎に関しての各ブログ記事はこの中にも整理されている。