簡便整理!鳥インフルエンザウィルス 環境省が「警戒レベル最高の3」に、H5N6とは?


環境省が毒性の強いH5N6亜型鳥インフルエンザウィルスが複数確認されたことを受け、2014年11月以来2年ぶりに、警戒レベルが最も高い「3」に引き上げた。秋田市のコクチョウ2羽と、鹿児島県出水市の水田、鳥取市で見つかった野生コガモのふん(その後、コハクチョウ陽性で検査中)からいずれも同ウィルスが確認されたことを受けての対処だ。その後、岩手県、青森県、新潟県、宮城県、兵庫県、茨城県でも検出。福島県、北海道、長野県で検査中。

<現状整理>(12月6日現在)

-今冬、高病原性H5N6型が検出された県:秋田県、鹿児島県、鳥取県、岩手県、宮城県、青森県(家禽で今冬初)、新潟県、兵庫県、茨城県(H5とまで判明)、

-検査中:福島県、北海道、長野県、愛知県
#韓国、中国(死亡例)、

 

<最新ニュース>11月24日以降

各地で鳥インフルウイルス 警戒レベル最高の3に(11月21日配信)簡易検査で陽性反応だった秋田の2羽が検査の結果、H5N6亜型と判明

環境省による、鳥インフルエンザの発生状況に応じた対応レベルの概要は1)通常時がレベル1、2)国内発生時(単発時)がレベル2、3)国内複数箇所発生時がレベル3となっている。

今回、1)秋田市の大森山動物園のコクチョウ2羽、2)既に判明している、鹿児島県出水市の水田の水、3)鳥取市のコガモのふん、という複数の箇所から強い毒性のあるH5N6亜型が検出されたことにより、レベルが上がった。

#検査中だった鹿児島県出水市で死んだナベツル1羽からもH5N6亜型が検出された(11月22日配信)。国内の野鳥から検出されたのは今シーズン初めて。

先日、「鳥インフルエンザに関しての国内外ニュースフローに注意(11月15日は秋田市、18日は韓国、鹿児島)!」で整理した内容からH5N6亜型鳥インフルエンザウイルスに関して、今回の新しい事象を加えて、あらためて整理する。H5N6以外の例は添付内ご参照のほど。

厚生労働省HP(鳥インフルエンザに関するQ&A)

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H5N6亜型鳥インフルエンザウィルス(11月22日配信まで)

以下の検査中だった秋田の2羽などが上記のようにH5N6亜型と判明し、全国でレベル3となった(11月21日)。韓国でも同じウィルスが検出されたばかりで、中国では10か月前に人が亡くなっている。

1.秋田県大森山動物園のコクチョウ2羽から検出

  • 2016年11月17日配信、<鳥インフル>「感染の可能性は十分に高い」秋田2羽目陽性

    秋田市大森山動物園は17日、新たにコクチョウ1羽が死に、簡易検査でA型インフルエンザの陽性反応が出たと発表した。小松守園長は「2羽目が出たことを重大に受け止めている。感染の可能性は十分に高い」と危機感をあらわにした。同園は拡大を防ぐため、この日までに飼育していた比内鶏などの鳥132羽を殺処分した。県内の養鶏農家からは「感染は防ぎようがない」と不安の声が聞かれた。

    同園によると、新たに死んだコクチョウは、15日に簡易検査で陽性反応が確認された1羽目のコクチョウと同じ園内の動物病院のケージで飼われていた。17日午前9時45分ごろ、獣医師が死んでいるのを見つけた。このコクチョウは血液中の酸素が欠乏してクチバシの血管などが青くなる「チアノーゼ」という感染時特有の症状が出ていた。

    感染拡大の懸念が高まる中、秋田県内で養鶏農家を営む男性は、鳥インフルエンザの感染を防ぐため、外部からの人の出入りを制限しているほか、石灰の散布や車両の消毒などをしているという。しかし「他の病気はワクチンなどである程度対応できるが、インフルエンザは防ぎようがない。感染ルートが全く予想できず、限界がある」と頭を抱える。

  • 2016年11月15日配信、コクチョウの死骸から鳥インフルの陽性反応、上記の前の1羽目
    秋田市の大森山動物園で飼育されていたコクチョウの死骸を検査したところ、鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が出たことがわかった。秋田県によると、秋田市の大森山動物園で15日午後、飼育していたコクチョウ1羽が死んだため、簡易検査を行ったところ、A型鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が出た。

    2.鹿児島県出水市の水田の水から検出

  • 2016年11月18日配信、ツル越冬地で強い毒性の鳥インフルエンザウイルス検出 鹿児島

国内最大のツルの越冬地、鹿児島県出水市の出水平野で、ツルがねぐらにしている水田の水から強い毒性を持つ鳥インフルエンザウイルスが検出されました。鹿児島県によりますと、ツルなどの野鳥や周辺の養鶏場で感染が疑われる事例は今のところ報告されていませんが、県などが監視を強化しています。

鹿児島県によりますと今月14日、出水市の出水平野でツルがねぐらにしている水田で採取された水を鹿児島大学が検査したところ、18日、強い毒性を持つH5N6亜型の鳥インフルエンザウイルスが検出されたということです。今シーズン、強い毒性を持つ鳥インフルエンザウイルスが検出されたのは全国で初めてです。

3.鳥取県のコガモのふんから検出:今回レベル3に上がったニュースで初めて知った。

4.鹿児島県出水市で死んだナベツル1羽からもH5N6亜型が検出された(11月22日配信)。国内の野鳥から検出されたのは今シーズン初めて。

以下のように簡易検査により鳥インフルエンザ陽性反応が出て現在検査中だった(何型になるかどうか含めて不明)。別の1羽は検査中。他にもナベツル3羽検査中。

  • 2016年11月19日配信、鳥インフルエンザ疑いのナベヅル見つかる 鹿児島
    下記の18日配信ニュースでは報じられてなかったが、18日に出水市の水田で死んだナベヅル1羽が見つかったのに続き、19日も1羽が死んでいるのが見つかり、鹿児島大学で遺伝子検査を行ったところ、いずれも鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が出たということです。ただ、実際にウイルスに感染していたかどうかや、毒性の強さについてはわかっておらず、鹿児島大学で詳しい検査を進めていて、出るということです。今シーズン、鳥インフルエンザウイルスに感染した疑いのある野鳥が見つかったのは、北海道中標津町で見つかったオオハクチョウと合わせて、これで3羽になります。

以下は韓国での検出と中国での人の死亡例

[ソウル 18日 ロイター] – 韓国の農林畜産食品省は18日、中部と南部にある2つの養鶏場H5N6型の鳥インフルエンザウイルスが検出されたと発表した。H5N6型への感染は、韓国では初めて。同省は先週、野生の鳥の排泄物から同型のウイルスが発見されたと報じた。
農林水産省からの事務連絡内容

中国江西省の衛生当局によると、同省●(=章の右に夂、その下に貢)州市の病院で昨年12月21日に死亡した男性(42)が鳥インフルエンザウイルス(H5N6型)に感染していたことが確認された。10日の新華社電が伝えた。広東省深セン市でも同型に感染した女性が12月30日に死亡している。今回感染が確認された男性も長く広東省に住んでいたが、体調を崩して出身地の●(同)州市に戻っていた。H5N6型は、中国で人への感染が拡大したH7N9型とは別のタイプで、人への感染は珍しい。専門家は現段階で感染拡大の危険性は低いとしている。

  • 2016年1月5日配信、鳥インフル 中国で女性死亡 H5N6型に感染

    中国広東省深セン市の衛生当局は4日、市内の女性(26)が鳥インフルエンザウイルス(H5N6型)に感染し、先月30日に死亡したと発表した。地元メディアが5日報じた。H5N6型は、中国で人への感染が拡大したH7N9型とは別のタイプ。鳥に対して毒性が強いH5型の一種で、人への感染は珍しい。

    H6N2亜型鳥インフルエンザウィルス、以下11月21日に判明(高病原性ではない)

    北海道の中標津町で見つかった死んだ野鳥のオオハクチョウから鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が出たことがわかりました。今シーズンに鳥インフルエンザに感染した疑いのある野鳥が見つかったのは全国で初めてで、環境省は野鳥の監視態勢を強化するとともに詳しい検査を進めています。実際に鳥インフルエンザに感染しているかどうかや毒性の強さについては現時点ではわかっておらず、北海道大学でさらに詳しい検査を進めていて、1週間程度で結果が出るということです。

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