アスベスト被害対策(3)地震 x 火災


2017年6月20日、大分県で震度5強の地震、東京都江東区東陽町で解体中の建物に大きな火事があった。NHKと民間団体「中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会」の合同調査発表以来、封印されているアスベストは大丈夫なのかとつい考えてしまう。築地市場解体もいよいよ現実化してきた。

地震・火事が封印されているアスベストを飛散させる可能性

2017年6月20日、大分県佐伯士で震度5強の地震があったが、幸いなことに現時点では被害情報はない。同日には東京都江東区東陽町で解体中の物流センターで火事があった。

これらの地震・火事の影響で具体的なアスベスト飛散問題が出てきたわけではないが、ブログ内「NHK「クローズアップ現代+」x アスベスト被害対策 x 建物解体・再建」で取り上げたNHKと民間団体「中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会」の合同調査発表以来、封印されているアスベストが飛散してしまうような事例が出なければと思うようになった。

アスベスト被害対策(2)身近にあるアスベスト除去工事 100%リスクなしならいいのだが」で紹介したようにほとんどの方にとって身近な問題と思える中、地震・火事などによりさらに不安が高まることになる。阪神・淡路大震災後の石綿飛散による健康被害が表面化し、熊本地震でも同様の問題が浮上。専門家は計画に規定し平時から備える重要性を指摘している。

6月20日には「豊洲に移転の上 築地に市場機能確保」小池知事 方針固める」も表明され、「アスベスト被害対策(1)築地市場は全国的象徴案件としてミスのない対策が必要!」がより現実的な問題として捉えらることになる。

作業員の方が適切な防護服・防毒防塵マスクなどを身に着け、適切な粉塵集塵機などを使用し、適切な工事を施していただければ心配する必要がないというのが理屈だと思うが、万が一漏れなどが出た場合のことも考え、周囲を歩く際は防塵マスクを携帯するなど必要が出てくるのかもしれない。

「国内全体では解体時のアスベスト含有廃棄物は2040年頃まで年40万~50万トン発生する」、「アスベスト対策は事実上、野放し状態で、改ざんや不法投棄が常態化している」という意見もある(2017年7月6日日経朝刊「私見卓見」より)。

 

ブログ内アスベスト関連